『コントロール』@シネマライズを見ました。

1/22〜23朝。3本連続で映画を見る。どの映画も死人がいっぱいだ。
なんか昭和みたいかと。客は20人いたかな?



○鹿野 敦(MUSICA編集長)さんの解説(独演会)
・いつも善人っぽい明るい感じがいいですなあ。
・マジメな話をしたのですが、面白かったのはnew orderのバカ話。
→コントロールjoy divisionっつーバンドの映画。ボーカルが死んじゃって残った方々が作ったのがnew order
・「BUZZインタビュー前(挨拶もまだ)にアイスコーヒーを頼んだら、フッキーがツカツカよってき”マンチェスターに来たらティー&ビアー以外は頼むんじゃねえ!!”ってグーで殴られたんだよ。」
・「初めてのフジロック出演時に見た人どれくらいいます?あ、何人かいますね(!)。サポートのビリーコーガンが一番上手かったよね。マジで。」
→この客数で何人もいることに驚き。自分もだがw。
・「85年の初来日に行った時に右手の人差し指のみでキーボードをやっててさあw」
→この奥様(ジリアン)は脱退するまでそうでした。dvd見て驚愕です。
・「24hppでショーンライダーがトニーウイルソンにぶっ放して割ったガラスは最近まで展示されていて」
・「ハシェンダの経営のお金は6/4でバーニー&フッキーがもっていて」
→でも飲み代は最後まで請求されたってのが彼らの持ちネタですね。
・「liveをステージ端から見ると分かるけど、モニターが完全なカラオケ使用でさ〜」
→これはビヨークもそうだったみたいです。歌い始めが分からなくなるんだからしょうがないよね。でも失敗するんだ。
・「バーニーは歌いだしは必ず1オクターブ上げてその酷さにあわてて2オクターブさげて〜」
→全てにおいて自由なライブです。どのブート買ってもそうなんだもん。joy division時代だろうがなんだろうが。
・んで、鹿野氏がやったインタビューの掲載誌がBUZZのLOV.11でファットボーイが表紙のヤツ。1998年発行。探したら見つけたので転載。




※ここら辺を壇上で紹介してました。(朗読)
new orderインタビュー(その1)
フッキー「あのなあ、お前、マンチェスターにまでわざわざやって来て、なんでコーヒー飲んでんだ?」
●(鹿野さん)えっ、いや、、、、、砂糖は入れてないですが。
フッキー「んなことじゃなくてな、マンチェスター来たら、これ(モルト)飲むか、せめて紅茶にしとけってんだよ。」
バーニー「おいおい、わざわざ訪れてくれたVIPに対して、それは失礼だろう。」
フッキー「これが、誠実なるおもてなしなんだよ、お前もわかってんだろーに」



new orderインタビュー(その2)
●そもそもあなた方が”ブルーマンデー”を出した頃なんて、UKシーンにファンキーさなんて微塵もなく、脳タリンなユーロビート以外のダンスミュージックなんてなかったわけでしょ?ロックバンドとして、なぜ、あなた方はあんなことをやろうと思ったわけですか。
バーニー「うん、確かに僕たちはロックバンドだったけどさ。イアン(カーティス)が死んで、、、、言わば、他の選択肢はなかったんだ。わかる?あのまま、新生joy divisionとして、続けるわけにはいかなかった。というのも、あのバンドではイアンの存在が凄く大きくて、、、、言い換えれば、イアン色が強かったわけで、、、、んー、どうやって説明すればいいんだろうな。つまり、あの時点で完全に新しいサウンドを考え出す必要に駆られて、、、、、、」
※注 しかし、全てをうっちゃって、
フッキー「それは言い過ぎだろ?joy divisionの曲はいまだに演奏してんだしさ。やっぱ、ディスコじゃないの?あのな、当時俺たち二人ともディスコに入れこんでて、、、、、、」



new orderインタビュー(その3)
バーニー「クラフトワークを聴きだしたのはイアンの影響なんだ。よくステージに上がる前、楽屋で”トランス・ヨーロッパ・エキスプレス”をかけてた。それから(joy divisionが)”トランス・ヨーロッパ・エキスプレス”のリフを元に”ソウル・ソニック・フォース”を作ったりね。」
「それから当時所属していたファクトリーはアメリカにもオフィスがあって、僕たちもNYのクラブに入り浸ってたんだ。あの頃、イギリスのバンドとしてイギリス外の、まったく別世界から影響を受けてたのは僕たちくらいだからね。」
「当時のライブでダンスミュージックをやるというのも新機軸だったね。あの頃のイギリスではダンスミュージックをステージで、ライブで、やっている人間なんてどこにもいなかったからさ。」
「ま、ヒューマンリーグとキャバレーヴォルテール位かな。ヒューマンリーグはポップ寄りだし、キャバレーヴォルテールは実験色が強かったろ?だから、ある意味、市場に空いていた隙間を埋めようとしたんだ。」



○『コントロール』感想 http://control-movie.jp/indexp.html
・主役イアンの浮気相手の人(アレクサンドラ・マリア・ララ/2004年版ヒットラー映画の秘書役ですね)が超絶レベルのキュートさである。多分事実と違うんだろうが。
http://www.alexandra-maria-lara.com/ 音でるよ。joy division知らなくても彼女を見るためだけに行ってもいいかもしれません。
・今wiki見たら、今回のイアン役の人と付き合ってるとかあるし(笑)。どーなんだそれは。
・イアン×ロブ(マネージャー)/イアン×トニー(ファクトリーの親分)の会話シーンがなんかくるなあ。みんな死んでいるからかなあ。
・演奏シーンは役者が本当にバンドでやっている。未発表ブートって言っても気付かれない。上手いからバレるかも。
・「映画を見に行ってなんで悲しくならなきゃいけないんだ?」(スタンハンセン)の言葉にもあるようにラストに救いがなさすぎる。
・上記コントロールとは別のjoy division 映画。こっちの方が面白そうなのは内緒だ。
joy divisionhttp://joydivision-mv.com/
・しかし、なんでこの時期に祭りになる必要があるのか。



Joy Division - She's Lost Control(本物)

CONTROL - IAN CURTIS -(映画版)



○『24アワー・パーティ・ピープル』感想
joy divisionnew order等のレーベル会社、ファクトリー社長のバカ一代記映画。
・コントロールと24でnew order/joy divisionそっくりさん大会ですよ。
・これが公開された時もオールナイトに行ったなあ。”ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ”と”マイ・ジェネレーション(ウッドストックのドキュ映画)”ってもっとアレなチョイスでしたが。
・dvd持っているのに、何度も見ているのに、深夜三時すぎなのに、全部鑑賞する。
joy divisionよりもHappy Mondaysです。この映画は。
・そういえば、bez dj set なるものが3年前のフジロックで行われました。彼氏は横で踊っているのみ。自分が最前で変なリズムの取り方をしていたら、ベズ本人につっこまれたなあ。目の前まで来て団扇であおいでくれたり。


Happy Mondays-Kinky Afro (live,Rock In Rio II-jan1991) 本物です。ベズさん素敵。



○『ロンドン・コーリング』の感想
・クラッシュの物語。或は影響を受けた人の証言集。要約するとジョー・ストラマーいい人伝説。
・こんな企画に出るボノ(U2)はイメージ悪くなるから辞めたほうがいいんでないか。
・コートニーラブがいきなり登場してビビる。前もって予告してくれないと心臓に悪い。
・ 対訳とかを見ない癖があるんで、”I'm So Bored with the U.S.A.”の詳しい意味を今になって知る。検索したら邦題が「反アメリカ」。
・再結成しなくていいって意見もあるが、一回は見たかったなあ。代わりに見たくもないSex Pistolsは今夏に来日するのに(っつーかPILの方が見たいよ。)
・ミック・ジョーンズが劇中でいっていたのでツボに入ったのが「パスネット(英国版)って気持ち悪いよね。俺は使わないよ。」(大意)



The Clash ..... I,m So Bored With The U.S.A (Live) 本物です。