第8回「西原理恵子の人生画力対決」@新宿ロフトプラスワンに行ってきましたよ。(999)

FXやりてえ(嘘)。
さて、行ってきましたよ。イメージキャラだった魔裟斗さんも大損こいたりしてないのかな?



※前々回
http://d.hatena.ne.jp/eg_2/20090717
前回はddt両国と同日でした。吉田戦車先生は生で見たかったな。



●当日の詳細

ビッグコミックスペリオールPresents
第8回「西原理恵子人生画力対決
スペリオール誌上にて「すべての漫画家に喧嘩を売ります」と宣言して、21世紀のコミック界を恐怖のどん底に陥れた西原理恵子! 偉大なる漫画家先生たちと、ライブで画力対決します!

【出演者】
対戦相手 松本零士先生/須藤真澄先生/くるねこ大和先生
司会進行 八巻和弘(小学館編集者)

Open 18:00 / Start 19:00
前売¥3,000(飲食代別)
前売はローソンチケットで10/17(土)発売(1人2枚まで)
【Lコード:31480】

※チケット整理番号順の入場となります。
※前売券売り切れ次第、当日券なしとなります。
http://www.toriatama.net/

本文中の「」や””が当日発言されたことの自分なりの要約。それ以外は自分の感想ですよ。混同しないで下さい、某さん(笑)
一番重要なイラストは一枚もないですので、毎日かスペリオールかナタリーあたりのサイトを参考にして下さい。



●その1
・こっそり売ってくれればいいんでしょうが、それはダメな話なんだろう。スペリオールの下に「販売開始10分で完売するそうなので云々」って書いて下さいました。煽るなあ。
・なもんで、大作戦ですよ。チケッツゲットせねばならぬですよ。土曜の朝に早起きして頑張ったりしましたよ。
・ローソンでチケッツ引き換え時に、驚くべき事になったり。ちょうど同じチケッツを購入してた方と親睦を深めたりする。
・で、話を聞くに今回も15分ぐらいで完売とかだったみたい。りえぞお先生恐るべし。



●その2
・平日に18時開場で19時開演だそう。整理番号がいくら上でもそれじゃ意味がない人が沢山いるかもしれない。
・なもんで、ぼちぼちの人数。階段を降りていると、おなじみの夫婦がいたので挨拶。そのチケッツは貴重なんですよ(笑)。
・ざっくりと待っていると、いろんな有名人が会場に入ってきます。毎日の志摩さんが。西原さんは似顔絵をあえてそっくりにしないけど、彼氏はそっくりですね。
・前は結構ぎゅうぎゅうになってしまったけど、「前につめて下さい!」「むりー!」とかやり取りがあったりする。若い店員は失礼な人間の比率が高い。
・開場。今回もギチギチ席配列。まあ、いい席を確保しました。
・そうそう、今回も愛ちゃんを発見しました。奇麗な人ですねー。



●その3
バクマン(ジャンプ主義の新プロパガンダ説を支持します)の新作を拝見しながら、待つ事数十分で開演。前説店員の方から、限界250人で普段の1.5倍との報告が。火事やったら確実に死ぬ。
・登場です。セクシーコマンドー西原理恵子先生と編集王八巻さん登場。999のテーマ(ゴダイゴ)でしたね。
・りえぞお先生「みなさんどうもです。真澄とくるねこさんは、人前に出た事ないから、今から大変で(笑)松本先生も”なにするんだ?”って聞いてきたから、”人前で笑いものになるんですよ”って答えまして。」「女性陣は、少女漫画やると大変に上手いんで、聖マッスルやらすよ!」
・りえぞお先生「くるねこさんは、アニメ化で調子に乗っているから、そろそろ潰すよ(笑)真澄はこれから、私と彼女のどっちに付くかまだ迷っているし」



●その4
・りえぞお先生「45才になりました!人生の半分以上は漫画を書いてます。まだ25周年キャンペーンやってるからね」
・八巻さん「西原さんは、描くのが遅いんで、まーだ福本さんの所をやってまして」
・りえぞお先生「本当は、村上たかしさんを呼びまして、”猫・猫・犬”でやろうかと(笑)でも、今売れちゃっていますよね。これも目障りな存在になったので、そろそろ潰そうか(笑)」本当にいい作品なんですけどね。犬を飼った事のある人は全員必読です。
・八巻さん「こんど出ます”毎日かあさん家計簿2010”を皆さんに回しますんで、メッセージを書き込んで下さい」そんな訳で、家計簿が回ってきました。”#45!!誕生日おめでとー!”的な事を書き込んでおきました。もっと気の利いた事を思い付ければ良かったんですけどね。



●その5
・八巻さん「これはイベントとはまったく関係はないんですが、明日発売ですね。これは小学館のスクープです!」と例の結婚詐欺女性の写真を公開。マジで関係ない(笑)岡田斗司夫唐沢俊一のイベントで、大相撲八百長暴露VTRを流す創編集長みたい。
・りえぞお先生「これは驚いた(笑)へえー、私もまだまだ行けるわ(笑)7200万集めたんですか、これで。これはいいですね。しかし、せっかく松本先生がお越し下さっているのに、こんな汚してしまって(笑)」
・りえぞお先生「そうそう、福本さんと自分の子供が同級生で、同じクラスになってしまいまして。お祭りのポスターを二人で合作して描きましたから(笑)」吉祥寺の一部の地域で掲示されてるそう。盗むヤツはいるかな?



●その6
・福本先生の話が出たので、毎日のサイトにある動画を八巻さんが披露。眉から豪快に描く姿がまたビジョンに。
・しかし、この福本生描きは衝撃的だったなあ。ガシ!ガシ!ガシ!ガシ!って直線と会場中の悲鳴。地獄絵図。
・江口さんの所もありますね。”全盛期からどんだけ落ちたかみたいんだ。ミッキーロークのレスラーみたいなもんだ”
・さらに、画力対決が表紙のスペリオールを公開。西原カイジが秀逸。これで店頭に並ぶんだ。
・八巻さん「本当は、スペリオールの上にカイジって書いておけば、ヤンマガと間違って売れるんじゃないのかな(笑)」りえぞお先生「やっぱり、昔の売れてない時にさ、ちんこをくわえておけば(笑)って女性陣と話すんだよなあ。近所にウチよりも二倍でかい家があってさあ(笑)」
・八巻さん「是非購入して下さい。あずみよりも面白いです(笑)」りえぞお先生「そうそう、あずみがまた意地の悪い展開でさあ(笑)」そうか、15冊分未読だからな。読んでみるか。



●その7
・りえぞお先生「さあ、待ったでしょ?浦沢さんの話をしよう(笑)20世紀少年と同日公開だったじゃないですか。話たら”同日公開って知りませんでしたよ。西原さんも売れ売れじゃないですか(笑)”って、きー!くやしー!!」
・八巻さん「でも、いい人らしいじゃないですか」りえぞお先生「そりゃあ、金持っているからじゃん。で、家がデビ夫人とか假屋崎さんとかみたいに、ロココ調のでさ。愛ちゃんが、それを見て”なんだかんだ言っても、○○○○○○○○○○○○○○(笑)”って」
・りえぞお先生「中途半端に上手いんだろうな。漫画も中途半端に上手い(笑)柳沢きみおみたいな。しかし、ホームランばっかりなのに、言ってくれるよね(笑)○○○○○○○を呼ぶぞ!」
・八巻さん「で、次の対戦相手に浦沢さんが決定しました。勿論、長崎さんも呼びます(笑)」りえぞお先生
「ボスキャラだ(笑)」うおおおお、会場大拍手だ。カッコいい浦沢さんが表紙のアエラをビジョンに出してのブラックトークが続いて、
・八巻さん「で、その時はごめんなさい。みんな見たいと思いますので、六本木のミッドタウンの大会場で2部構成にさせて下さい。このビルボードでやります」りえぞお先生「会場費が高いから、私はノーギャラでやりますよ(笑)」八巻さん「それが、元々おかしいんですよ(笑)これは取材なんですから」



●その8
・会場をビジョンに。奇麗すぎるかな。まあ、歌舞伎町の地下二階で見てるからな(笑)
・八巻さん「この会場の下の公園が、例の草薙君がやった所ですね。笑えるよ!デートがてらに来て記念撮影するといいです」
・りえぞお先生「でもさ、浦沢さんのファンって、どんな人なのかな。井上さんとか好きなんだろうな。まあ、私のファンとは絶対に被らないもんね(笑)」井上さんと同じ箱に入れるのか。売れているのは無条件に敵なんですね。
・二月下旬で二部構成、大会場って事ですね。それは嫌だなあ。西原さんが泥酔しなそうって意味で(笑)一部と二部どっちがいいのかしら?二部と見せかけて、前の方がよかったりもするんだよな。二回連続行くのはマナー違反っぽいしな。
・りえぞお先生「今、福本さんの所を描いているんですけど、漫画じゃ表せないなんだな(笑)真面目に描いているんだもん”矢吹犬”って。やっぱ天然かもしれないな(笑)」
・八巻さん「さ、会場も温まった所で、呼びますか。やっぱり緊張しますね。誰もが知っている漫画家ってのは、今の時代は少なくなりましたから」



●その9
・さあ、御大登場です。ヤマトのテーマかと思いきや、違っていました。なんか事情があったみたいですね。それは後半で。
・うわー!本物ですよ。あのドクロキャプもあります。半泣きで拝んでいましたわ。会場も軽くパニックです。
・西原さんもニッコリ笑ってますね。りえぞお先生「ほらほら、男子が全員涙ぐんでいますよ」
・松本先生「焼酎を飲んで、台の上に上がるのは初めてです!」八巻さん「先生、大丈夫なんでしょうか」松本先生「九州男児は酒は無限大であります!」おおお。
・八巻さん「松本先生の口から、直接ペンネームの由来をお聞きしたいのですが」松本先生「”終わりなき侍”。零ってのは古来から無限大って意味を持っているんです。だから零士なんです。まあ、0時にならないと仕事をしないって事もありますが」
・八巻さん「やっぱりそこはそうなんですか(笑)」松本先生「〆切を守らない事にかけては、右に出るものはいない!その当時は飲んでばっからりで、0時になると終電になるでしょ。そうしたら編集が来れなくなるから、そこから仕事をするんです」R.松本でなくL.松本であるのにも意味があるそうなんですが、その当たりの理解出来なかった(笑)
・りえぞお先生「やっぱり、あの真っ黒な宇宙に、ペン先で”フー!”ってやって星を付けるので、ページ数を稼いでいたんですか(笑)」松本先生「昔は、大群衆とか、ページ大に目玉を描くとかありましたけど、ある時に”宇宙”ってのに閃きまして。あれはホースの(ここ不明)で散らすんですね。編集に”おい!!このページにも、原稿料払うのか”って言われたりもしましたが」
・りえぞお先生「それで言いますと、宇宙船が向こうから、少しずつ少しずつ向かって来るは?」松本先生「あれは、動画的表現なんですね」



●その10
・松本先生「手塚先生が80才の誕生日を迎えられましたけど、高校3年の時に、九州でアシスタントをした事がありましてね。手塚先生が九州にアシを誰も連れてこないで、逃げて来まして。当時の手塚先生が28才で、私は18才。なんでかって言いますと、井上さとる(でいいのかな?)、高井研一郎(前々回のゲストですね)、内山って毎日新聞に就職したヤツと、あと大野豊(でいいのかな?)で、九州漫画研究会ってのを結成してまして、同人誌を描いていたんですね」
・松本先生「当時、石森とかがやっていた”墨汁一滴”ってのと交換をしていたんですね。だから、手塚先生が知っていまして、”九州に行けば、アイツらがいるからな”っと。それで誰も連れて来なかったんですね」
・松本先生「当時電話なんてものは、各家庭になかったですから、近くの薬局で電話しましたら”助けてくれー!”って。でも、これは千載一遇のチャンスなんですよ。で、先生の所に行ったんですけど、手伝いをしているのか、邪魔をしているのか。いろんな事を質問したんですね。編集が隣にいまして”先生の邪魔をしない!”って言ってましたけど、スキを見ましてね」
・松本先生「九州で育ちましたけど、子供の頃は明石にいたんですよ。1943年のミュージカルアニメーションの”ミツバチの冒険”(これはなんだろう?)を、当時劇場で観た話がありまして。手塚先生って、虫が好きですよね。治虫って書いているぐらいで。始めの頃は”おさむし”って読んでいたぐらいで」
・松本先生「その映画の話をしたんですけど、”お前はどこでそれを見たんだ?”っと。よくよく話すと、あれは当時のあそこの地区では、一週間しかやっていなかったんです。日曜に見ましたし、先生も学生だから日曜しか見れない。だから、同じ時間で同じスクリーンを見ていたのかもしれない」
・松本先生「”なんだ、その時から近くにいたんじゃないか”っと。当時は15才の手塚先生と5才の自分が同じ所にいたのかもと」
・ふむふむ。当時の大御所の話はやっぱり感激する。リアルに手塚先生との会話ってのが凄い。というか、目の前に松本先生がいる状況が、もう奇跡なんですが。



●その11
・八巻さん「じゃあ、描いて頂きましょうか!まずは、、、、やっぱりメーテルからですね!!!」会場が歓声に包まれる。
・生描きだ。線が奇麗にひかれていく。泣く泣く。西原先生もため息ですね。はああああ。
・八巻さん「ちば先生とかと同じで、描き順に驚かされますね」りえぞお先生「あ、まつ毛はそうなるんですか」「メーテルの帽子の長さが、みんなの記憶の中で、どんどん長くなっていくんですよね」「眉毛は公家眉なんですね」等々。隣に鉄郎が!
・りえぞお先生「メーテルをそちら向き(→)で描くんですね」松本先生「いや、どちら向きでも描けないと、漫画家としては、どーにもならないんです!それがプロ。じゃあ、こちら向きも描きましょうか」っと反対向きのメーテルも即描いて下さいました。
・りえぞお先生「でも、女性の奇麗さは群を抜いていますね。妖精みたいですもの」松本先生「子供の頃から、当時の映画の女優方が刷り込まれているんですね。風と共に去りぬ。スカーレットが”これから、どんな事をしても、たとえ人を殺したとしても、家族を飢えさせる事はしない!!”と強い決意の元に言ったシーンとかですね」
・りえぞお先生「みんな!今日の目的は終わりましたね(笑)帰ってもいいですよ〜」
・まあ、当然の「これは私が持って帰るから。役得。あげないから!」発言とかに客席からブーインクが(笑)



●その12
・八巻さん「じゃあ、次はやっぱりハーロックをお願いします」
・これも生で見れるんだ(笑)すげえイベント。りえぞお先生「あ、襟がそうなるんだ。これ位高くなるんですね」
・ガイコツのマークが!松本先生「これは、”骨となっても、俺は戦う”という意味なんです。これがないと、ハーロクじゃない」
・りえぞお先生「これも持って帰るから(笑)もういいや。帰ろうよ(笑)いいよね、真澄とかくるねことかさ(笑)次に私が、これをそっくりに描きますから」
・りえぞお先生「先生、帽子。アニメじゃ長いですよね」松本先生「その時で、長くなったり短くなったり。でも、これ位ですよ」
・八巻さん「では、対決に行かせて頂きたいのですがー」松本先生「長年生きてきましたので、これもたまには良いか!っと」おおお。ありがとうございます。



●その13
・毎回のお約束ですね。アトムできるかな?
・りえぞお先生「松本先生は、どれくらいまつ毛の量になるのか。まあ、私は何度もやっていますけど、プライドを賭けて練習していませんから!そんな事をやるのはサイバラじゃない(笑)」八巻さん「じゃあ、西原さんにはウランちゃんを描いてもらいましょう(笑)」
・松本先生「あ、アトムはこんな帽子か」八巻さん「いや、帽子ではなくて。で、手塚先生のお手伝いした作品てのは?」
・松本先生「”黄金のトランク”ですね。その時に、ズボンを脱ぐ女の子を自分が描いたんですけど、艶かしすぎまして。その当時ってのは、たとえ漫画であろうとも”素足”を描いてはいけないものだったんですね。で、抗議がありまして。まあ、こんな顔だったかな、アトムは。後はパンツ一枚だったよな」フォローに困る八巻さん。
・りえぞお先生「あら、なーんか喜多嶋舞がズラ被ったようになりましたよ(笑)」松本先生「なんか、ボタンがなかったか?」りえぞお先生「あ、ハイレグだったかも(笑)シマ柄だったかも」松本先生「あ、段々分かってきた。そういう時は影で誤摩化す」八巻さん「アトムにそんな影はありませんよ(笑)でも、隣のヒゲおやじはそっくりですね」
・松本先生「横に手本があれば描けるんだ」それは、勝負なんですか(笑)
・でも、見て描く版もお願いしてみれば良かったなあ。見ようが何しようが特徴ってのは隠せないですからね。って、御大にこんな事すら書くのは失礼なような気がしてきました。



●その14
・松本先生披露。場内拍手。りえぞお先生「なぜ、拍手されるんですか!これは長州小力ですよ(笑)」西原先生は、なんとなくなウラン。これはこれでいい。
・八巻さん「(二つ並べて)こうして見ると、嫌な兄妹になりますね(笑)」りえぞお先生「まあ、いけ好かない女ですよ(笑)大事な局面でいなかったりしますもんね(笑)」
・「ヒゲに特徴がある」とか言いながらリアルに描き足します。松本先生「(眉が一本線なんですよね?)子供の時、小学生の時から見てますから。当時はふくしまてつじとか、小松崎茂とかですね。アトムも、掲載誌一話目から切り抜きで今でも持っていますから」
・答え合わせに実物絵を。見れは”そうそう”って思うのは当然ですね。松本先生「あ、目玉が大きいんだ。最初に見てば描けた!」ああああ、そうですよね(笑)
・ウランちゃんも。りえぞお先生「そういえば、浦沢さんが”アトムってのは、実はミッキーマウスですよ”って小さい声で言ってきましてね(笑)」



●その15
・松本先生の昔話し披露タイム。
・漫画家には、アニメマニアが多くいて、当時の高価なフィルムを所有していたそう。で、RKO(オートンか?)商業用に黙ってフィルムを使用したそう。
・で、警察の操作が、先生方にまで及んだと。「なんで、これを持っているんだ」「研究用だ!」「え?そうなの。好きにしていいや。頑張ってね」と返された一件をお話されました。”自称マニア芋づる事件”と言って、手塚先生と石森先生、そして松本先生が対象だったと。
・そういえば、あるペン先が製造中止になって、慌てて手塚先生がアシや編集に、買い占めに当たらせたら、ある川の向こうから、全部なくなっていたと。それがたしか松本先生で、向こうから手塚先生/逆から松本先生が攻めて行った、ってステキ話を覚えているけどな。



●その16
・松本先生「石森さんとは、同年同月同日生まれでしてね(ほおぉ!)。この縁から、一緒にアニメを創る事にもなりましてね。アトムの一発目の放送日直前に”助けてくれ!”って」
・松本先生「機材が壊れたんですね。当時は数が少なかったミッチェル(かな?)の映写機を、私が持っていまして、それを使って編集したから、本放送には間に合ったんですね。おかげで放映できたと。アトムの一本目もフィルムで持っていますよ」
・映写機&フィルムのレクチャータイムがスタート。詳しくないので、訳が分からない(笑)フィルムの挟む所の穴、かきおとしの穴をかける強度が、メーカーによって違っていた(松本先生のは強すぎる)ってのは、ふむふむと。
・可燃性のフィルムは、定期的にメンテをしないとダメなんだそう。密閉された所に長年貯蔵されたままであると、ある時期に空けた瞬間に、空気中と気化して爆発する可能性があるのだとか。
・松本先生の所蔵物は大丈夫だそうだけど、その他の所にもあるはずだから、それが心配なんだそう。
・フィルムボム。ミステリーで使えそうですか?ダメか。



●その17
サザエさんできるかな?りえぞお先生「知らない事はありませんよね」松本先生「同じ鹿児島ですからね」
・松本先生「当時の朝日新聞鹿児島支社の前で、遊んでいたりしたんですね。真空版(ここ不明)の端を貰って、落書きとかしてたら、”坊主、これをやろう”って、今思い出すとアレは松本清張だったんですけど、長谷川さんの漫画を貰いましてね。でも、それを今描けと言われると!」うははは。出て来る人名が歴史レベル。
・りえぞお先生「松本先生のサザエさんは期待していいですよー」松本先生「なんか、思い出せないな。髪の毛あるよね。でも、長谷川先生の線は奇麗なんですよ」
・りえぞお先生「なんか、松本先生の絵は、宮崎駿みたいですね。下から風が吹いている。奥行きがありますね」松本先生「九州は台風をよく経験しているからそうなるんですよ」
・松本先生のは、やっぱり先生なりの女の子になっていました。宮さんっぽいってのもそうか。
・答え合わせ。松本先生「あー、やっぱり髪の毛があったね。印象は、ここら辺にボンボンってあるんだよね」りえぞお先生「ジャクソンファミリーみたいに、ここら辺にあるんですよね。まあ、後の祭りですが(笑)」



●その18
・りえぞお先生のリクエスト”ちば先生に、パンツに生えたサルマタケを食べさせた”話がスタート。
・松本先生「三ヶ月履いたヤツを捨てたら、怒られたんですよね(誰なのかな?)。だからドンドン積み上がって。最初はヒトヨタケってのが生えるんですね。真黄色の奇麗なヤツなんですけど、一日で崩れてしますんです。その後に生えるのがマグゾタケ」
・松本先生「で、自分は当然食べたくないんだ。そこで、ちばさんが遊びに来たからラーメンに入れて出したて、”旨いか?”、”うん、旨い!!”って」
・まあ、今回の客層で、真澄先生&くるねこ先生目的のコアな女性客がボチボチおりまして、その方々はリスペクトがそんなにないんでしょうか、この話の最中に”イヤー”とか悲鳴を出してましたな。失礼。
・高井さんのサザエさん披露から、松本先生「高井は、高校の時からの同級生でして」りえぞお先生「この前にお呼びした際は、ベロベロになってまして、終わった後にすげえ怒ってましたけど、知ったこっちゃない(笑)あげくは、”八巻だけは許さない!”って(笑)」



●その19
・ゴルゴ13できるかな?松本先生「眉毛だけは覚えているんですけどね」
・りえぞお先生「この前に写し描きをしましたからね。なんか私が描くと漫画サンデーのアレみたくなるんですよ」八巻さん「西原さんのゴルゴって、固まってしまいましたよね」りえぞお先生「そんなつもりないのに(笑)一生懸命練習していないのに(笑)」
・披露。西原さんご指摘通りに、松本先生はモンキーパンチが入ってきてますね。あ!モンキーパンチさん呼びましょうよ!
・八巻さん「西原さんは、必ずブリーフと乳バンド描きますよね(笑)」りえぞお先生「さいとうさんの女性は、旧東欧系で、セクシーじゃないんですよね。この年代にあった下着が好きなんでしょうね」とか”ゴルゴは背中を見せないから、騎上位ばっかり”とかヒドい(褒め言葉)コメントあり。
・松本先生は、手で描くからとか、下書きから出来ないのに、残念がってました。
・答え合わせ。松本先生「ああ、そうか。鼻の両脇を細工すればいいんだ」りえぞお先生「私の方が似てますね(笑)」
・ここで、前回分の吉田戦車伊藤理佐夫婦のゴルゴが。どっちもヒドい(褒め言葉)八巻さん「吉田さんのゴルゴが面白いんですよ。後ろに的を描いているんですけど、全部外している!ゴルゴなのに(笑)」
・さいとう先生をゲストに呼ぶのは難しそうなんでしょうか。残念ですねえ。



●その20
・八巻さん「あの、叶姉妹はご存知ですか」松本先生「何かの会見でお会いした事はありますけど。顔はね」りえぞお先生「こまどり姉妹じゃないですよ(笑)」そんな訳で、叶姉妹できるかな?
・りえぞお先生「あの、乳のデカイ」松本先生「まあ、ボリュームはありました。でも、グラマーな人ですし、奇麗な人だけど、これ以上言いますとバチが当たります」
・りえぞお先生「ビヨンセのコンサートに招待されました時に、近くに叶美香さんが、イケメンの外人ボディーガードと一緒にいまして、娘がそれを見てキャーキャー言ってましたよ」あああ、クリエイティブマンにご招待されたビヨンセ公演ですね。あれは料金設定が異常だったけど、近くで見れたんでしょうね。毎日新聞はやっぱり効果あるんですね。当たり前か。
・りえぞお先生「ハートとかV字のマークもよく描かれますし、松本先生は髪の長いスレンダーな女性が好きですよね」
・ここで、ビジョンにメーテルやスターシャのモデルとなった女性の写真が。松本先生よりも上の年代の方ですね。目とかがほぼメーテル。たしか、数年前にもTVで特集されてましたね。
・松本先生「これは、自分の祖父の藩にお手伝いしていた女性で、自分は小さすぎて、覚えていなかったんですけど、自分の遺伝子に刷り込まれていたんでしょうね。この写真が発見されたのは2000年になってからですよ」
・松本先生の叶姉妹は、完全に先生の女性画ですね。八巻さん「すごくいい女ですね。この絵はみなさん欲しがりますよ」
・西原先生のはいつものですね。りえぞお先生「随分と練れてきましたね。すいません上手くなってきまして(笑)まあ、次回の浦沢には勝とうとは思っていないですから(笑)」
・りえぞお先生「松本先生のは、叶姉妹当人よりも千倍いいですね。でも、男の子ってのは、この女性に憧れて電車に乗りたがるものなんですよね(笑)」「メーテルって本当の肝心な事は言わないから。思わせぶりな事しか答えないんですもん。”それは自分で考えるのよ、鉄郎”って(笑)」
・松本先生が描かれる女性は、後頭部が大きくなりがちとの指摘がありました。松本先生「女性の頭の結び方が、長年の謎なんですよ。髪をどう縛れっているのか分からないんですよ。後ろからみて不思議だなあっと、よく思っているんですね」



●その21
・ここで、りえぞお先生が「生でヤマトを描いて下さい」と発言されました。来ましたよ!!
・描き順は、波動砲→下の土台→上の砲塔→司令室近辺あたりです。ああああ、素晴らしや。でも、下書きなしなので、納得されていないのか、上にさらに大きめの波動砲を重ねています。
・でも、ここでりえぞお先生は、”先割れスプーンがここで”、”マブチモーターが”、”お団子がここにあって”、”北朝鮮の軍事基地がこれをマネして”っとかいろいろ言ってます(笑)その反応は女の子だからなあ。
・りえぞお先生もヤマトを描いてましすが、やっぱり手が止まってます。野次られても「そりゃあ、見ちゃうよお」と。
・生描きしながら松本先生の、”ヤマトの各パーツの説明タイム”がスタート。なんだってー!
・”ここは砲塔が三段構えになっていて”、”レーダーがこうなって”、”気流系の”、”マストがこうで”、”ここに射撃管制室がありまして”等々。夢の時間なのでしょうね。
・射撃管制室(これでいいのかな?)は当時のコンピュータルームで、日本と米国しか実装していなかったもので(英とか独はどうなんだろう?)、地球の重力、磁場、自転の影響を算出して、砲撃していたとか云々。ミリタリーは薄いのです。すんません。



●その21
・松本先生の時計&レーダー話タイムスタート。
・腕にしている時計が、33才の時、ヤマトを作る前に奥さんに買ってもらったもので、毛利さんと一緒に空を飛んだ時計だそう。地球を126周したとか。
・松本先生「やたら、時計やメーターが多く私の漫画に出て来るのは、時計好きだからなんですね」
・松本先生「前に、若田さんから電話がありまして。”今どこにいるの?”って聞きましたら、”中南米の上空なんです”とか言いましてね。今はもうそんな時代なんですよ。ああ、俺も打ち上げて欲しいよなあ!!」
・松本先生「絵で描くためには、この目で見るからスケールが分かって描けるんですね。ただ、地球だけはこの目で見た事がないんです。写真だけでは本当のスケールは分からないんですよ」
・松本先生曰く、自分は本当に世界中を旅されたからいろんなものが描けるんだと。見てないものは描けないのかな。練習した事しか、一回やってみた事しか出せないものなんでしょうね。色々やってようかな。
・答え合わせです。りえぞお先生「私のヤマトは、もう出してもらえれば(笑)」
・りえぞお先生「かっちょいいですよね。だから、全ての少年は鉄郎になるの」
・西原先生のはウケ狙いなのか?「違うの!これは土に埋まっている所から出る瞬間!で、上の丸いのは、サーシャがカプセルに乗ってやってくるの(笑)」



●その22
・松本先生「難しいですね。アレですよ、いつもは下書きを使って落ち着いて描くもんなんですよね。描きやすいのは、自分の似顔絵ぐらいですね」八巻さん「あ、じゃあ描いて頂けないでしょうか」
・りえぞお先生「さっき、会場入りされた際は、普通の帽子を被っていましたよね。本番になったらこの帽子に変えまして。分かり易いって(笑)」ああああ、夢を壊すな(笑)その後に島本和彦がどーたらとか。島本さんも呼びましょうや。漫画家界で一二を争うぐらいトーク上手ですからね。
・似顔絵を描く。隣のおなじみのミークン猫&鳥さんもありますね。りえぞお先生「松本先生が猫を描いて下さったから、後の娘はいいやね(笑)」
・インキンがいかにツライかとか、鳥さんの元は大昔の化石がイメージされてるとか、ミークンは三代目になっていて、最近巨大化しているとか、実物の南米九官鳥もモデルになっているなど、色々お話されてました。
・りえぞお先生「私が一番の観客ですね(笑)持って帰るから。何のための役得なのかって(笑)」
・最後のじゃんけんプレゼントのサインにイラストを描く松本先生。やっぱりメーテルでしたね。どうせ貰えないんだから、エメラルダスを見たかったな。



●休憩
・毎回のお約束なんですが、イラストの数々をステージで飾って下さいますけど、
八巻さんは準備だなんだで忙しそう。
・なもんで、「八巻さーん、松本先生の見せて下さいよー」ってお願いしました。
そしたら、笑顔で頷いて下さって、生ヤマトを拝見。
・さらに、ほどよい頃合いで「八巻さーん、メーテル見せて下さーい」とお願いし、メーテルを肉眼で拝見。あああ、役得役得。
・お客さん達が、メーテルを撮影しようと大行列。でも、隣の方はそんなのは気にせずに「月刊マガジン」を読む(笑)
・そんなに海皇紀が気になるのか!結局主人公が勝利するからいいじゃん、っとか思いながらも10年経過しました。



●当日の看板

休憩後の猫編は次回。



●The Galaxy Express 999

そんなに急いで演奏してどうするんですか(笑)


以上。