サカナクションは俺達のバンド。



「俺達のバンド」という概念が存在すると仮定する。

それは多分期限が決まっている魔法のような物であり、油断していると消えてなくなってしまうものなのです。

それは個人毎で違っているし、同じバンドでも違っていると想うのです。

個人的になるけど、ある時期、ある時期で「これは俺達のバンドだな」って想った瞬間があるのですよ。

ある時期の電気グルーヴ

ある時期のフリッパーズギター

ある時期のくるり

ある時期のブンブンサテライツ

ある時期のアジアンカンフージェネレーション

ある時期のフジファブリック

ある時期のN'夙川BOYS。

ある時期の(略)。


ある程度になると「あ、いいや」となるのです。

まあ、勝手だよねー。

そんで、ー先月になるかータイコクラブにてサカナクションのライブを観た。

随分久しぶりで、前に観たのはもう何年も前でした。

「ああ、このバンドはよく練習しているんだなあ」とか「デビュー前に通った道が似ているんだろうなあ」とか「そこをそうするのかー」とか「曲間っていらないよね」とか色々印象に残ってた。

で、タイコクラブでだ。驚いた。

最初に出て来ていきなりMacBook五台でガッツンガッツンやって「うわあああ!!完全にクラフトワークじゃん!」とか想ったのですよ。

ポリシックスの初期も「俺達はクラフトワークになりたい」感が満載でそれを想い出したりもしたのですが。

あ、ポリも好きだったけど、あの娘がいなくなったからなー。


で、会場で若い人達が飛び跳ねて唄ってるのを観て「あ、これが俺達のバンドだ」って根拠なく(いや、あるか)想ったりもしたのですよ。


本当にいいバンドだ。そのまま進んで下さい。


おまけ。
来週にクラフトワークが来日するけど今でも迷ってる。
出て来る人達は全員大好きなんだけどね。
こればっかりはってラインが俺にもあるのかしら。