PPV”Bound For Glory4”@TNAを視聴しました。

●TNA: Preview Sunday's Bound For Glory



●動機は?
年間最大のPPV(WWEだとレッスルマニア)をやっと観戦しましたので、年一ぐらいはなんか書こうかなっと。
プロレス業界でちゃんと展開を追っているのは「DDT」と「TNA」ぐらいなんです。
しかし、ちょいさぼると話がガンガン進むなあ。



●なんでTNAが好きなの?
1.スティング、ケビンナッシュ、スコットスタイナー、ブッカーT、ミックフォーリー、ジェフジャレット。それはWCWだから。
2.「ジャレットとは絶対に仕事しねえ」@ビンスとまで言われた男の魂の産物だから。レスリングの神様。
3.WWEの暗黒面である。あれの真逆/ダークサイドなのだと。団体全体がレジスタンスとか。
4.現在のアメプロのリング上ってのは、2大ワーカーホーリックがチキンレースをしているんじゃないのか。HHHとカートで。
5.Xデビジョンの試合が単純に面白い。カートがらみも当然面白い。要は試合がWWEより面白いんです。
6.アメプロ史上最大の怪人「ビンス・ルッソー」が脚本を書いている。んじゃ、どの程度脚本しているの?ってを推理するんですよね。



●ビンス・ルッソーとは?
フミさん&T☆T(顔文字)氏以外で、ちゃんとまとめて書いている人っているのかな?細かく知っている人&サイトを発見された方は連絡して下さい。
WWEの脚本を担当。全盛期のオースチン&ロック時代にバリバリだったらしい(自己申告)。金メダルを川に捨てたり。
・実際は100のチャラポコを考えて、その内2個3個をビンスがチョイスしていただけとも。
・狂ったみたいに仕事しすぎて、軽いノイローゼ&家族問題とともに退社(本人談)。即座にライバル団体WCWに移籍。
WCW登場一発目はジャレットの呼び込みで、全レスラーがお出迎え(フレアー派除外)
WCWの全権を握り団体を奈落の底の地獄に変貌させる。以下思い出せる限り。
「自分がチャンピオンに」「タレントをチャンピオンに」「フレアーに坊主になれって言ってみたり」
「デビットとフレアー自宅で大暴れ」「金網ウォーゲームの最後に登場。ホッケーマスク完備」
「自分の試合の途中になんの前触れもなく血の雨を降らせる」「会社を辞めたホーガンの悪口をリング上で延々と演説(ほぼシュート)」
ローマ法王チックなガラス張り車で登場。で、ゴーバーに割られる」「ナッシュと喧嘩」「そこら辺の話を自著作で暴露」
「自分で団体を発足しかけるが、エースに友達のAJスタイルズを起用し、全世界のマニアを心配させる」(未遂)
WWEに一瞬復帰するが、即時に解雇」「TNAでバックステージでの口論が発生&翌週の話に活用する」
「PPVは客席の一番上で娘と呑気に観戦したり。あとのことは知ったこっちゃねえ」
キリないからここでストップ(笑)。



●番組スタート
スマパンの曲が流れるなか、番組スタート。今回はシカゴから。
・昔のシカゴマフィアの映像が。アルカポネがデニーロと似ていなくて困る。
・番組スタートの花火がWWEの十数分の一クラスで笑う。なくてもいいじゃん。
・いきなりテラードーム(旧名)でXデビ試合スタート



●一試合
金網脱出バトル(原題忘れた)以下は参加選手。マネは省略。
モターシティーマシンガンズ、ジェイリーサル、サンジェイダット、ジミーレイヴ、ジョニーデヴァイン、カレーマン、シャークボーイ、スーパーエリック、PTウイリアム



【適当な試合展開】
主立ったストーリーにあぶれた人をひとまとめで試合しろっと。金網の上部に穴があってそこから脱出した人が優勝。次回挑戦者に。
ルッソーの頭の悪い脚本(不倫ネタ)で毎回罵声をあびていたサンジェイとジェイリーサルもここに。気の毒。
金網のなかでぐちゃぐちゃ試合。要所要所でいい動きがあり。モーターシティの連携/サンジェイの切り返し/カレーマンの動き/カナディアンディストローーーーイなど。
ぐちゃぐちゃもちゃもちゃしている内にジェイリーサルさんがてっぺんに。優勝です。ジェイリーサルさんはマッチョマンキャラなので威風堂々が流れます。オーイエー!



・テラードーム、テラードーム叫んでいたのに、商標の関係で使えなくなるなんて。さすがTNA。
・六角リングに合わさるような金網。しかも超丈夫なので上でも大丈夫な代物。
・でもさ、Xデビでこれは動きを制限されて、かえってつまんなくなるんだよね。人数も多いし。
・この金網にてスコット大塩先生が十数年ぶりにフランケンシュタイナーを披露したと。
・オーエン後もあるんでWWEではこの高さはダメだろうなあ。
オースチンの完コピマスクマンのシャークボーイさん。完全に飽きられている(笑)しぇるいやあ!



●二試合
キップ&BPvsライノ&ODB&ラカカーン



【適当な試合展開】
試合前にミックフォーリーとコルネットのスキットタイムがあり。この顔合わせもすげえ(笑)
整形&プラスチック混入のBPの二人にキップさんチームがヒールサイド。キップさんは何時までもこんな感じだなあ。
マイクのダメなライノさん&リアルビッチで親は泣いているであろうODB&男子レスラーよりも背の高いラカさんチーム。
BPのケツ見せタイムをじっくりとした後にスタート。キップさんとライノさんが無駄に(本当に必要ないのに)コンディションがいい。
ラカさんの化けの皮が剥がれる前に試合終了。



・ミックフォーリーとコーネットはSMWあたりで一緒なんですよね。歴史です(無駄な知識だなあw)
・ODBさんの会場人気が本当に高い。希有なキャラだと思いますよ。
・ラカさんは雰囲気レスラー(?)だと。いるだけでいいや。高野俊二と一緒。
・キップさん、相方はダルダル体系なのに貴方はなんなんですか?
・ちょい前にBPさんの片割れが乳首出ているのに気付かないで乱闘していて、モザイクかかったなあ。さすがTNA(笑)



●三試合
ディバリ=シークアブドゥルバシール(王者)vsクリード


【適当な試合展開】
シークアブドゥルがいつもの大ブーインク中で入場。対抗するように軍隊の人に紹介されて星条旗をあしらった衣装での挑戦者のクリード
これってxデビのタイトル?ってぐらいのテンポで進む。二人ともいい選手だけど、相性が悪いのかもしれない。
アブドゥルがしっかりと受けているのが印象的な中、中途半端な切り返しとロープ押さえでヒールらしくピン。王座防衛。



・意外と喜ばれていないぞ、クリードさん。
・黒カリートとか言われているんで、本家が離脱したらチームを組むがよろし。
・大和の国なので、ディバリ大応援。君はあの国でこんなキャラで仕事が出来る覚悟はあるかい?
・フィニッシュがなんかダメダメだった。もっと凶器ドーンでもよかったのに。



●四試合
テラーワイルド(王者)vsオーサムコングvsロキシー



【適当な試合展開】
3way。オーサムだけヒールということ。テラーはコングの素人チャレンジマッチからチャンピオンになった人。
ロキシーは未だに丸坊主のまま。女性にこんな長期間坊主って。事前の煽り映像はロキシーの大流血シーンを強調していた。
試合は、オーサムvsどちらかだと普通なんだけど、テラーvsロキシーだと明からにロキシーが人気(入場からそう)。
ボチボチまとまった3wayをこなした後、テラーがロキシー相手にキレイなフォームのジャーマンで終了。
声援が明らかにすくない。とういうかブーインクばかり。



・「一番視聴率とっているんだから、ギャラ上げろ!」(ゲイルキム)「no」(カーター)という後の正念場。
・テラーが初期以降どんどん人気が下がっているのが気になる。しょうがないじゃんよー。いい選手なんだから。
ロキシーのここ半年の仕事っぷりをみんなが、指示している結果なんだよなあ。
・アメコンが昔にMMAをやったのは、現在の姿を見ると貴重だったんだと。



●五試合
3D、LAX、マットモーガン&アビス、ビアマネーインク(王者)でのタッグタイトル。



【適当な試合展開】
試合前に、ダットリーズとカクタスの口論あり。ECWは遠くになりにけり。
この試合の特別レフリーは元4のマクマイケル(体重は二倍強ぐらい)。背中に背番号。凄いレベルでのWCW臭(ジャレット最高)。
大男が8人で道具を使っての大暴れ。イスだテーブルだ画鋲た火だるまだ。いい大人なのに。
アビスが着衣のまま炎上するテーブルに落とされる&画鋲テーブルに落とされるヘルナンデス(フォール)がある乱戦。
画鋲後にビアマネーがちゃっかりホールで、王座防衛



・ECWの911時にもフミ斉藤さんが言っていたが、ストーリー上で選手関係をレフリーにすると、リズムがぐだぐだになるんだよな
・武器使用時に客席で明らかにCZWコールがあり(笑)。なんだそれ。
・マットモーガンの塩分臭は、今でも気になる。昔より全然良くなっているみたいですが。
・火だるま。co2がすぐ噴射されて一安心。復帰してもこんな感じのままだなあ。今のsabuの状況を考えるとね。
・画鋲の入っている袋が固結びで、結局選手ではダメでした。さすがのTNA。
・画鋲の落ちているリングでカウントするのを嫌がる特別レフリー。そりゃそうだ。日韓さんがエラいだけだよ。
・練習しないわ&技は受けないわ&堅い攻撃ばかりだわ(オートン談)で嫌われているババレイさん。それでもあんなんです。古き良きアメリカンレスラーの最後の人かもしれない。でも、ピザの食いすぎで試合途中で帰るのはよくないです。



●六試合
AJスタイルズvsクリスチャンケージvsブッカーT



【適当な試合展開】
AJが終止クルクル廻っていた印象。ブッカーがちゃっかりホール。



・そんなに乗れなかったかな。ので省略。
・クリスチャンはここに残っても、もういい機会がないだろうから、戻るのには賛成。エジクリ話もやりがいあるでしょうし。
・しかし、行ったり来たりする人で、幸せな将来がある人って少ないからなあ。心配でもある。



●七試合
ジェフジャレットvsカートアングル



【適当な試合展開】
二年ぶりに復帰のジャレット親分。試合前のインタビューを泣きながら喋っている。亡くなった奥様のことや三人の娘さんのこと。聞き手の表情も真剣。
試合開始直後に四つに組むのでなく、カートがタックル×2を。ここなにかのメッセージがあったりする。
流れるレスリングから、ドロップキック→プランチャをするジャレット。
ごちゃごちゃしている間に、イス攻撃を止めたミックが逆に殴られて失神(レフリーもこの時点で失神中)
怒ったミックが靴下を口にして、ジャレットがギターをドーン。で、ミックがカウント3で終了。



・ジャレット復活祭。ダサカッコいい衣装も復活だあ。
・サンキュージャレットの声が多数。やっとここまできました。
・ミックの倒れ方が芸術的で。試合しても面白そう。減量は必須かもしてないが。
・ジャレットの動きがいい。まあ、復帰一発目は当然無理するし、元々怪我欠場じゃないからな。
・上手な人vs上手な人なので、試合が超絶レベルにスムーズ。
・ビンスに喧嘩を売っている唯一の存在、ジャレットと愉快な仲間達の冒険もここから再スタートです。新世界を目指すのだー。



●八試合
サモアジョー(王者)vs スティング



【適当な試合展開】
開始時点から荒れ模様。エルボートペを50才に喰らわした後、会場最上段まで駆け上がり、頂上からドロップキック。
乱闘しながら戻っても客席で投げたり。リングに戻った時点でサモアに激しいブーインク(反対側は単純に見えないし)。
若者が老人をいたぶる展開。たまにスティング様が攻撃するが、スティングスプラッシュという体当たりが主体。
絞め技を笑いながらやって、ヒートしてきた所に、リアルお爺さんことケビンナッシュさんが登場。
スティング様が切り返して黒バットを持とうとした瞬間にそれを妨害。で、サモアが攻めようとした瞬間に背中にバットを。
その隙にスティング様がホール。新王者の誕生。



・二人の抗争は一言で表現すると「先輩を尊敬しろ!」という大変にケツの穴の小さいものであるが、それはそれ。
・レフリーがへフナ翁で、なんかブーインクが。TNAに行ってもそうなのか。トータルだとブレットよりいい仕事してるよ。
・年に二回しか頑張らないスティング様。まあ、その年齢だとね。
・でも、試合を見ると、尋常でない運動神経の持ち主だった(過去形)ってのが分かる。
・ヘビー級王者ってことは、団体最強ってことでしょ?それがこの白いペイントした不思議おじいちゃんでいいのか(笑)
・で、ナッシュですよ。さらにもうすぐスコットスタイナーも戻ってくるはず。おいおいおいおい。
・来年はスティングvsリックフレアーとかでも驚かないぜ。夢の団体。



総評:
今年も良かったと思う。しかし、WCW等、過去のいざこざとか経緯を知っているからこそって自覚も当然あるんだが。素人除外。
年間最大イベントでも乱入、ベテラン大いばりで「この会社はなにも変わっていない」とも思ったし。素晴らしい。
また、メイン序盤で会場てっぺんまで行ったおかげで、この会社の規模を計らずとも露呈した結果にもなったなあ。
少なく見積もってもWWEとは数百倍はある。でもまあ、喧嘩していこうや。



Smashing Pumpkins 1979

大会のテーマ曲が復活スマパンだったので。スマパンといえば、この曲が一番好きだ。今は知らん。
しかし、このPVはモノクロの印象があったけど、ありゃ?自分の思い出を重ねていたのかな。


おしまい。