劇場映画「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」@テアトル新宿に行ってきましたよ。


「アニメで長文書くな。気持ち悪い」「お、珍しくマトモなこと言ったね。まあ、後半のテクノ話をしたかっただけです」
さて、今年一番楽しみだった映画に行ってきましたよ。





●その1
・ああ、終わってしまった。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。その話の前に、当時の思い出語りをいくつか。
・そもそも第一報の時点ではそんなにアレだったんだ。「どうせラーゼフォンの人でしょ(笑)」である。(笑)で察してくれ。
・メカにダサイのが約一名。しかも主人公マシン。まあ、ラーゼフォンに(略)
・巨大ロボットなのに人形。しかも車に変形。空も飛ぶけどサーフィンでよ、って意味不明だ。メリット一つもないぞ。
・声優陣がツボで新旧でのチョイスが絶妙。伝説級もいれば本物新鋭もいれば、出来ちゃった婚も漫才師もいる。素晴らしい。
・さらに高田純次並に魂のないベテランもいる。まあ神様なんですが。彼氏は前後のストーリーを一切知らないままでやるかからな(笑)。
・全50話の4クール1年間!日曜早朝放送だからセブン!。左上に時刻表時がデフォ表示!姉さん頭が痛いよ。
・さらに言うと、委員会系の売らんかな主義が強い作品だった。そしてそれは間違いじゃないが、成功はしなかったけどさ。
UMD(みんな覚えているかな?)特性パックとかもあったりしてさ。まあパスだわな。



●その2
・ここからが本当に引かれた最大の理由なんですが、第一話が「ブルーマンデー」でスタートなんだ。joy divisionが消滅した日であり”僕たちは混乱の生き残りです”(no names/new order)が出現した日でもある。
・各話のサブタイトルが全てツボ。っつーか全部持っている。青春時代の音楽ばっかりだ。おじちゃんはこーゆーのを聴いて育ったんだよ。
Jeff MillsHardfloor(Acperience!)、Derrick MayRhythim is Rhythim)、Björk、Richie Hawtin(Plastikman)、Joey BeltramUnderground Resistance、CJBolland(いまどこにいるのの?)、Human League、小山田さん、フミヤさん、坂本教授、そして岡崎京子
※後半に各人の自分wikiあります。
・あれオエーイシースとかプライマルースとかスカターンは?って意見もあるが知らん。そんな略し方もしない。初期は全曲唄えるよ。後はしらん。今年のフジも見ないであろう。
・まあ、「アシッドハウスレイヴオン!(古)」だったり「今年はレイヴが来る!」(卓球さんがTKマネ声する仕草で読む)だったりである。自分ちのレコードの大半はこれらの時代なんだよ!DJセットが偏りまくりだ。
・しかし、エウレカも大きく分けるとソニー管轄なんだな。だからマッドマイク兄貴にバレると大変なことになるんじゃないのかな(笑)。
・作品中で野外レイヴのダウナー感を描ききるという奇跡。あれは体験したものでないと絶対に出来ない。
・戦闘中にかかる音楽は、卓球やカガミやハラカミさんやスーパーカー。中高生を洗脳しろ(笑)。



●その3
・っとまあそんなこんなで見始めたのだが、作品もよかった。「不思議な少女が、ある日空から落ちてくる(ロボボットと一緒に)」そこからが大冒険のスタートだ。アホなキッズがよく夢見るだろー。
・何度も挫折するんだけど、その度に立ち上がっていく姿がいいんじゃないのか。キッズにはこれを見せろってことだ。
・中高年は藤原啓治代表(うわ、独立したんだ)の役が入り易いんじゃないのか。この視点をもっと増やすといいんだけどなあ。50話だから可能だったのか。
・やっぱりやる時には歯を食いしばって進まないと。女の子の首を締めちゃいかんのだ。
・敵役もいい。カッコいい敵役=そちら側を応援したくなるってのもいいんだね。冷静に考えるて大人の思考で挑むと、大抵そちら側(not主人公)が正解なのである。
・ライバル機は黒色じゃないといけない。それすなわちJ8ってことだ。マシン名はthe endだ。あれ?どこかで聴いたことあるぞ?
・んで、ライバル機乗っている彼女が対になるんだね。ダウナー青とハイ赤で。ん?どこかで見たような?
・そうだ、マシン名も大体アレなんだ。KLF、LFOAFXとかだ。一般層を置いてけぼり。そんなんでいいのか。
・最後の最後は電気グルーヴだ。しかもあの曲。「50話、25時間以上やってその曲かよ!きょおだああ!」(褒め言葉)
・肝心の中身は正直に書くと、「3話に1回は泣くなあ。DVD買うか!」って結論になったっつーことだ。



●その4
・んで、当時の評価ってどうだったんだろう?ある程度の作品になると、いいひとvs悪いひとの戦争になるからなあ。全日本vs新日本とかW☆INGとかだ。
・あ、大阪のメカキチこと庵野秀明さんが「手書きロボットアニメの最後の砦」とか言ってぐらいの作画。中田チーム最高。
・あ、そうだ作画崩壊とかいって笑っている人、一回職場で修羅場を経験してみりゃいいんですよ。人に優しくなれます。
・op/edの曲がソニー黒い罠ニルギリスは好きだったんだけどね(過去形)。メンバー脱退後の悪い印象を覆す曲作ってくれるのか?期待しないで期待してます。
・ああ、他人も見てみようって思える文章を書くのは難しいんだなあ。損しないから見て!/身内には貸すから。



●その5
テアトル新宿は朝の9:30〜と夜21:00〜しかない。ニセ札とどっちがいいんだか。公開館も少ない。地方の子は残念なんだろうなあ。
・しかし、劇場観賞とは。終了一年でなんにもなかったのに。玉打ちは偉大なんだな。
・TV版を全部見ておくって話だったのに半分でアウト。原因は”初代マクロスを最初から”であるのは内緒。
・仕事の関係で、平日の朝一の回で可能だったんですが、30分前で結構な人が。意外だなあ。
売店を覗きに。tシャツ売り切れ。アニメ関連ではマトモなデザインだったんですが(買わないけど)。
・売っているヤツはパンフとクリアファイルとCONTINUE(笑)。なんだなんだ。
・某イベントでの話。林編集長「ウチはゲーム雑誌なんですが、この売上げグラフを見て下さい。現実的は話をすると、アニメを表紙にすると、これだけ違うんですよ」そこは本当に仕方がない。だから21世紀の月刊OUTなんだよ。
・いつも座っている席に。隣が常に独り言をぶつぶつ喋りながら、上映中もずーとビニール袋を抱えている人。やりい(笑)



以下、軽いネタバレも含みつつ。そうそう、テアトル新宿のクーラーは強烈だったよ。リングス十周年の有明コロシアムのクーラーレベルじゃないけどさ(日本で300人ぐらいしか知らない)。



●その6
・スタート。設定全取り替えって話を聞いていましたが、ここまで変化するとは。
・「開始3分で誰もが驚く」まあ、驚きました。数年前の原作を律儀に守る必要なんてどこにもありません。
・本作品の目玉。子供ニルヴァーシュ。玉川さんの職人芸が光る。これこそ伝統芸能ってもんだ。
レントンエウレカの子供声も出せるんだ、といえばそこもエラい。自分に出来るかというと。
・タルホさんの衣装が!てめえ京田、ゆるさん(笑)
・「いつもTVで見たメンバーが、新作映画で登場する」ってのは劇場版の醍醐味だわ。ワクワクする気持ちは子供の頃から。
・戦闘シーンもいい。バンクとかあんまり気にならなかった。噂の「村木さん担当の12秒半の空中戦闘」なんて、”おいおいおいおい!!!”と大爆笑だわ。なんてことしてるのか。
・デューイとレイとチャールズなし!つまり、 辻谷さんと小杉さんと久川さんなし!あああああ。



●その7
・月光号のメンバーのあれこれ。「俺達は体は大人だけど、中身は子供だろ!」っと。これを見ている大人に訴えるようにとしてるんだろうけど、やっぱり年月経過すると中身も変化しますよ。成長でなく変化ですけど。
・今回はレントンが空から降ってくる。アホカップルの誕生だ。
・老アネモネの配役が分かってらっしゃる。南雲隊長に説教されてえ(嘘)。
・彼らはネヴァーランドを目指す。これって最初から無理な相談だよな。失敗するしかない。しかも全員ラリっているって話でもあるし。
tvシリーズじゃ理性もあっていい人キャラにそんなことを。ひでえなあ。
・ロボットアニメの王道。戦闘しながらの口喧嘩。世界の命運を賭けているのに。揉めている原因は突き詰めると女だし。
・若アネモネのシーンが泣くなあ。神話云々で「あれ?俺達って説教されてんの?」って感じるんだが。
・最後の最後の作画が、明らかに20歳以上の指定をしてるだろうな。成長とか。
スーパーカーのラストは、やっぱりいまでも納得していない。あんな解散の仕方をしたら、iLLなんて支持できない。でもこの楽曲はいい。
・「劇場映画交響詩篇エウレカセブン 完」の文字にいろいろ考える。十何年後にまたやって下さい。
・ここら辺まで書いて、自分自身が気色悪くなってきたので中止。おされな音楽の話にシフト。



●GW特別企画
エウレカ関連自分wikiーほとんど調べることなく、自分のうる覚えの知識のみで説明してみよー。



Jeff Mills
マッドマイクとともにUR(Underground Resistance)を旗揚げしたナイスガイ。奥さん日本人。
いつかの来日でブースを見たらターンテーブル4台にCDJ2台に機材もろもろでDJ。わけわからん。
いちおう今でもURのメンバーでもあるのだが、今はロスで自信のレーベルアクシスを運営。レコードを通販すると、自分で段ボールで梱包して送ってくれるっというサービスを数年前まで実施。
他の例に漏れず、「どうせ喧嘩したんだろ?」って噂もあるが、マイクと一緒に渋谷のレコ屋に現れ、当時のバイト友達を驚愕させる。
※オススメ作品
Metropolis
お題「メトロポリスに音を入れろ」。関連イベントがバカっぽくて最高だった。



Hardfloor
TB303のぶちぶち音をこよなく愛する二人組。303神なのだが、その操作方法は彼らのオリジナルじゃないという罠。
二人組によくある「片方はなにもしてないじゃん」話がよくあり、mixcdのレビューで書かれる。
エウレカでもあるアクスペリエンスシリーズ(大名作)なのだが、テクノ属性のない人からすると、気色の悪いものでしかない。
数年前のwireで久しぶりに来日。リスペクトのない若人にボロクソに言われたり。
※オススメ作品
X-Mix: Jack the Box
「仕事してねえだろ」mixcd。っつーか、X-Mixシリーズなんて懐かしすぎて鼻血出るわ。



Derrick May
デトロイトテクノの親方様。最近は十年以上単位で数作品しかリリースせず、ちゃんとやれっと世界中から言われる。
ストリングスオブライフはテクノ業界の国家であるが、この作品を録音したスタジオにて、隣スタジオでやっていた、別バンドのフレーズをそのまま頂いたという話もある。
ケンイシイに「DJだけで食っていけるようにならないといけない」とかいらないアドバイスをしたことでも有名。
デトロイトミュージックフェスをグレイグに変わり運営。そこは偉い。そして、日本人女性大好き(それで察してくれ)
※オススメ作品
INNOVATOR [2CD] (TMT2RM)
仕事しねえからベストぐらいしかオススメできないよ(笑)。え?ジャガーのリミックス?知らん!



・Björk
アイスランドの演歌歌手。先日の武道館でも、カラオケ状態だったのが、増席側から確認され、一部ファンをがっかりさせる。そこがいいんじゃない。
一部日本人女性のアーティストにいらない影響をあたえて、なんだか残念状態にさせることでも有名。
毎ライブの衣装で爆笑をとり、「なんか大物RPGの最終回での超変形ver」で笑わせる。エロい話を雑誌でハッキリとする唯一の人。
※オススメ作品
Bjork - Live at Royal Opera House [DVD] [Import]
ビックリ映画「拘束のドローイング9」が売ってると思ったけどないや。捕鯨勉強になるんだけどさ(嫌味)。



Richie Hawtin
坊主になったり、ナルい長髪になったり、髭まみれになったりっと風貌が変わってばかりで、いつも驚くカナダ人dj。奥さん奇麗。
ドンドコバキバキなんで、別名義のも買ってみると、思わずの地雷にあたることもある。CDの帯に「上級者向け」とか書いてある。
レコードにLSDの模造品をオマケにつけて、輸入した店&購入した学生(当時の自分)をひっくり返らせたことでも有名。
DJなのに、後半は909のみでプレイして、それってDJじゃないだろうという話もある。
「レコ箱持って移動するのダルいじゃん」っと”ファイナルスクラッチ”の開発にも加わる。ガルニエに謝れ。
※オススメ作品
Decks Efx & 909
世界最高峰のmixcd。これを聴いてdjsetを購入した人は自分の仲間ですよ。



Joey Beltram
これも大ベテランで大御所。初めて買ったレコードが、全裸の無修正の女性裸体がアップのもので、部屋で隠してもっていた。今でもあるけど。
どにかく骨太な音で、あの頃はみんなこんな音が大好きだったんだなあっと。
wireでは最初の頃からオファーして、7年ぐらいたってやっと来日。当日の会場入りが深夜2時すぎぐらいでやる気出せや。
当日はがんばって、最前ど真ん中で神様を確認したけど、G4いじりばかりで意味なし。
※オススメ作品
Live @ Womb 02
うわ、live版なんて出ていんるだ。知らなかった(笑)。



Underground Resistance
デトロイトテクノの秘密結社。マッドマイク率いるレコード製作販売&Tシャツ屋。ソニーあたりと組んで、いろいろやろうとした時期もあるが、そんなの上手く行くわけないじゃん。
運営の軍資金は、マイクの草賭けカーレースで稼ぐというもので、リアル賞金稼ぎ。
エレキング&リミックス編集長が、彼の日本側の語り部。狂ったみたいに長い著作は、変わらないデトロイトの現状が分かり必読。日本もこうなるよー。
マッドマイク本人は決してメディアには出ず、顔も出さない。しかし、数年前のシスコ(倒産)販売の日本版DVDでしっかりと登場。これは貴重なんで、見つけたら即買い。
※オススメ作品
INTERSTELLAR FUGITIVES
ドレクシアを入れないことには大反対。後年の人にも知ってもらった方がいいよ、親分。



・CJBolland
あの頃のソニテクでもプッシュされた人。R&Sの花形。めったに来日しないんだが。なんでかって?それは飛行機が大嫌いだからだそう。DJには致命傷。
なもんで、今も現役なのかどうか分からん。作品もめったにリリースしないし。wire前のプレイベントで発見して写真をお願いしたことも。
当日「なあ、CJ生きてたよ!」って失礼な話で盛り上がる始末である。
※オススメ作品
Analogue Theatre
この作品を最後に事実上の引退。自分の中で。だって、買っても買ってもつまんないだもん。



・KLF
著作権解放戦線。アバの無断サンプリングで訴えられた際には、「これは本人の所に直接行って謝らなきゃ」っとブルースカーよろしく、警察の形落ち車で突進。道中で鹿を引いてしまい、供養の為該当レコードとお札を燃やして捕まる。
もともとはjamsという名義で、いろいろな町中の看板に落書きしまくり、自前広告を展開。捕まる。
what is love?で大ヒット。それ以降はこのver違いばかり。「どうしたらヒットするのか?」という本を出版。
変な宗教を立ち上げ、取材先に無人島を指定し、来たマスコミに謎の儀式を強要。
数年前のフジに、片割れが来日するかもってことだったけど、やっぱり来なかった。現在は切手のコレクター。
※オススメ作品
Chill Out
その昔、”chill out or die!”ってレコードがあってなあ。「ええ!死ななきゃなんないの!!」って話になるわな。あと作品はThe Orb製作とか言うの禁止。



LFO
ビヨ姉の影武者の方で有名。LFOLFOって曲が、当時の最低音で、各クラブのスピーカーの品質を試すのにもってこい。
身内でやるときの小さい所だと、後々大変なので注意(実話)。
エレグラで来日した際には、ステージの関係上、彼氏のケツをずーと見ながら踊っていた。
※オススメ作品
Frequencies
える、えふ、おお。でーでーででんでん。



AFX
Aphex Twinことリチャード・D・ジェームスのユニットの別名称。マッスル坂井興行会場公式BGM。
テクノ専門学校ってソニテクの布教CDがあるんだけど、彼氏のだけレベルが数倍も違って、返って他の人が気の毒になる。
アシッド三昧の曲の次に、美ピアノ曲があったりと、普通に恐怖を感じる作品で有名。バクチクのリミックスに悪意満載でも有名。
若い頃は、このエイフェックスマークを背中に彫ろうと真剣に悩んだこともある(笑)くらい大好き。
でもなんでサマソニなの?
※オススメ作品
Richard D James Album
神様って彼のことを言うんだよ。



ああ、疲れた。以下省略して。



・Human League
Heaven 17聴けよ。


・小山田さん
パーフリ復活して。


・フミヤさん
元カノさんの作品が好きです(笑)。


・坂本教授
元ネタあれですよね?


oasis
la's聴くんでいいです。


・プライマル
クスリ抜いて下さい。健康第一。


・スカタウ
jamに再加入して下さい。


・ケミカルブラザーズ
付き合っていた元スタッフの大出世話は最高。


new order
祝!解散(笑)



●看板

一日二回のみ。公開館も少ないし。この作品の興行規模が分かるなあ。



Eureka seven dance party

史上初にして最後、アニメでこれを表現するのはね。


以上。