サカナクションは俺達のバンド。



「俺達のバンド」という概念が存在すると仮定する。

それは多分期限が決まっている魔法のような物であり、油断していると消えてなくなってしまうものなのです。

それは個人毎で違っているし、同じバンドでも違っていると想うのです。

個人的になるけど、ある時期、ある時期で「これは俺達のバンドだな」って想った瞬間があるのですよ。

ある時期の電気グルーヴ

ある時期のフリッパーズギター

ある時期のくるり

ある時期のブンブンサテライツ

ある時期のアジアンカンフージェネレーション

ある時期のフジファブリック

ある時期のN'夙川BOYS。

ある時期の(略)。


ある程度になると「あ、いいや」となるのです。

まあ、勝手だよねー。

そんで、ー先月になるかータイコクラブにてサカナクションのライブを観た。

随分久しぶりで、前に観たのはもう何年も前でした。

「ああ、このバンドはよく練習しているんだなあ」とか「デビュー前に通った道が似ているんだろうなあ」とか「そこをそうするのかー」とか「曲間っていらないよね」とか色々印象に残ってた。

で、タイコクラブでだ。驚いた。

最初に出て来ていきなりMacBook五台でガッツンガッツンやって「うわあああ!!完全にクラフトワークじゃん!」とか想ったのですよ。

ポリシックスの初期も「俺達はクラフトワークになりたい」感が満載でそれを想い出したりもしたのですが。

あ、ポリも好きだったけど、あの娘がいなくなったからなー。


で、会場で若い人達が飛び跳ねて唄ってるのを観て「あ、これが俺達のバンドだ」って根拠なく(いや、あるか)想ったりもしたのですよ。


本当にいいバンドだ。そのまま進んで下さい。


おまけ。
来週にクラフトワークが来日するけど今でも迷ってる。
出て来る人達は全員大好きなんだけどね。
こればっかりはってラインが俺にもあるのかしら。


2007年の鴨志田穣


あ、今日か。鴨志田穣の事を書こう。


前に書いたかもしれないけどね。
鴨志田穣のお別れ会ってのが皇居の近くのホテルで開かれたんだよね。一般も参加で。

で、当日行ったら現場がコントロール出来ないぐらい人が来て。毎日の担当さんが「こんなに参加されるとは正直予想してなくて」とか言ってたんですよ。

鴨志田穣の笑顔が大きくある写真(でも闘病中の最後なので帽子被ってたな)の前に順番で花をあげるんですけど、大勢の人が来たからその途中で西原理恵子の挨拶が始まったんだ。

ちょうど俺はあげる直前で目の前で西原理恵子が黒い和服で赤いかんざしを付けて挨拶したんだよな。奇麗だった。

「え?」って止まったけどスタッフが「行って下さい」って言われたので挨拶中で西原理恵子の目の前を通ったんだ。

そうするとステージとは逆向きになるから客側を観たんだけどみんな泣いていたんですね。

結構楽しい感じの式かと想ったら喪主の挨拶みたいだった。

そして、西原理恵子が最後に「格好いい男でした!」と言って挨拶を締めたんだよな。

いろんな人が挨拶をして高須院長が仏陀の言葉を引用したり。勝谷誠彦が「なあ、鴨!いい女を捕まえたな!」と写真に語りかけたりして。


ひよとガンジが友達と走り回ってたりしてたと想う。


鴨志田が撮影した写真が沢山展示されてて、まあ後進国の最下層の子供達の笑顔の写真とか満載だった。

一人目の子供が生まれた直後の西原理恵子が出た時にみんなが「若いー!!」って声を上げてた。
でも、もの凄く不思議で真剣な表情で自分の子供を見つめてる写真で。


その展示してる写真の最後にイラクで頭を撃ち抜かれて死んだ鴨志田の師匠の橋田信介が膝の上にひよを乗せて二人で笑ってる写真があったんですよ。


笑ってる顔が西原理恵子そっくりというか同じ顔だったんだよ。



みんなそこで泣くんだ。



そして、帰りに鴨志田が普段使ってた専用の奥さんの絵が満載の原稿用紙と同人誌をもらって。
家族の写真と西原理恵子の漫画が掲載されてて。
お父さんと子供達の話だったと想う。4ページぐらいかな。

あの漫画は今でもどの本にも収録されてないんですよね。
あれ、家のどこにあるのかな。


まあ、2007年3月20日だったんですね。


そんな話を想い出したとさ。



以上。


華より奇麗な人/2004年の東京事変/2012年の東京事変



「あそこにいる美人のねーちゃん観てみろよ」
と言われた事がある。音がガンガン鳴ってるうるさい箱だった。
多分、自分が肉眼で観た女の子で一番奇麗だったと想う。今までもこれからも。
声をかけた?酒とか奢ってやれば?そんな事出来るわけねーじゃん。バカじゃねえの。
うーん、でもなー、こんな機会はそうないしなー、とか考えていたら彼女はどこかに消えてしまっていた。
SPANK HAPPYのVendôme, la sick KAISEKIの歌詞みたいな事になったわけだ。
別にキスしたいなって想ったわけじゃないけど、話してみたかっただけなんだよな。


えーっと、最初に東京事変を観たのは何時だったかな。
答えは簡単、2004年のフジロック。この年だっけな、三日券のみしかチケッツ売らなかったのは。
最初は初日のホワイトのトリとかだったんだけど、なんだかんだでトリ前に移動になって。
ホワイトのトリ前とレッドのトリはだいたい同じ時間帯にやるんですよ。
そう、その時のレッドがスーパーカーがやってて。
正直に書くと今でもその二つが被ったらスーパーカーにしたと想うぐらい好きなバンドだったけど、アレはあまりにも人間味がない集団だったからな。
レッドのPA横ぐらいだったかな。その時に仲いい人と観てたら「おい、彼女が水着で唄ってるらしいぞ」って言ったんだな。
そんなの聴いたら、もうアレですよ。その場をダッシュで走りだすわけなんですよ。


レッドからホワイトじゃん。しかも夜だし30分近くかかるんですけど、なんか10分ぐらいかな。
途中の小川の橋当たりで「水着が!」とか言ってたら後ろの女の子の「わたし、さっきWOWOWのブースで観てましたけど、日の丸入ったワンピースでしたよ」とか教えられて、実際にステージまで言ったらその通りだったという(笑)
当時は音源も出してなくて最初の方はソロ曲の方をやってたらしい。そんで事変の曲をやるんだけどみんな知らないから棒立ちで。
「この曲は群青日和って言います」とか言ってたな。苗場の森の中は五月雨だったような気がする。折り紙の映像がバックに流れててさ。


ライブには「何回」か行った。チケッツ中々とれないし、ファンクラブに入るのもアレだし。
でもさ、会場で女の子達が彼女の名前を必死で叫ぶのだけは最後まで慣れなかったなー。
己の何かをステージの真ん中に立ってる人に投げかけているようで。


さて、今回の解散興行だ。ファンクラブに入っているわけじゃないので最後のcd買って抽選でございますよ。
小沢健二の抽選と同時期でこっちは当選したけで事変はダメだった。世の中上手く廻っているんですね。
2月28日前日武道館で29日がお台場のメディアージュでの映画館鑑賞。


28日はギリギリまで出る事が出来なくて慌てて走って九段下の坂を昇ったな。
武道館前まで来たら係員が「後5分で開演します!」とか言ってて焦る焦る。
っと想ったら目の前にケラさんと緒川たまきさんが居てビビる。貴方達も早く入りなさい。


チケッツには2階西側とか書いてあったけどドアを開けたら真っ暗でオープニング映像が流れてて(カラーバーだね)
最後に目撃出来ればどこでもいいやって感もあったので一番奥の立ち見席に。
さすがにそこクラスの場所だと彼女達の表情までは解らないけどまあいいや。


下からにゅーって彼女が出て来て相変わらずのメガホンで唄ってた。コーネリアスの初期みたいですよね。
うん、毎回そうだけどレコードでも何言ってるのか解り難いんだから現場で聴いたらもっと解らない(笑)
「うにゃうにゃうにゃ〜〜♪のにゅーーーーーー!!!」みたいな感じだからなあ。巻き舌の女王。
旗は一個も持ってないので振らない。でもいいバンドグッツですね。こんな手があったのかって。手頃な値段でみんな買うもんな。


事変は真ん中の子よりもその他のメンバーの上手さを聴くって方が主題でもあったりなかったり。
師匠の音が自分の場所まではあんまり届いていなかったのが残念。ホントに上手いのにね。
こんなバンドを聴くと「俺達ミュージシャンで」ってふんぞり返っている外国のバンドとか対した事ねえのいっぱいいるんだよな。


武道館は本当にびっしりと後ろの後ろまで満員でみんな旗を振ってたし、みんなこのバンドが好きなんだろうなあってのが感じられていいライブだった。
結構なインターバルがあると「お、衣装チェンジかー」とか「33歳であの衣装は何なんだ(笑)」とか
「雲さん相変わらずの男前っぷりだ」とか「紅白は事変として出たんだよなあ」とか色々考えていた。


まあ、そんなわけで最後の目撃は終わった。
正直に書くといい曲ばかりってわけでもないのですよ。特に一番最後のアルバムなんて微妙だった。
その中で本当にいいものが何点かあるから好きになったんだな。


グッツは買わないで帰る。坂でプロマイドを売ってる売店があった。懐かしい写真ばかりだ。
「いい曲作ってもある程度以上は売れない。売れるためには顔も良くないとダメだってシャングリラ作ったときにしみじみと解ったよ」と言ってたのは石野卓球さん。


で、29日はお台場まで言って生中継観賞だ。平日のお台場のあそこら辺はマジでゴーストタウン。人いなすぎで超恐えー。
開演前に会場内が映った時に「いいなー」って声が出たのが全てかもしれない。
淡々と観たんですけど紅いドレスで出た時には歓声が上がったし、細かく書かないけどアレもちらっと見えたりもした。dvdじゃカットだわな。
技術的な問題か知らないけど音が悪かったのが残念。別にいいけど音量をもう少し上げろと。


まあ、これからソロか何かしらのユニットを組むか知らないけど、死んだ訳じゃないし、その時々のライブで事変の曲もやるんであろう。
だからまあそこまでアレでもなかったというか。
小室哲哉が「TMNは終了です」(甲高い声で)ってのと同じだ。いや違うか。



タイトルの意味はアレだ、頭に華を乗っけてたんですけけど、それよりも奇麗な人だったな、って事です。
いい感じでおばちゃんになってきたしね。
活動を続ける限りは曲を聴いて行ければいいかなっと。


そうそう、これ書いておかないと。
武道館でのライブの最後の最後に「感無量です」と彼女が言って。
それから旗で顔を隠して泣いきながら唄ってたんですよ。
それが観れただけで良かったのかなっと。


東京事変 Live Tour 2012 Domestique Bon Voyage
日本武道館

1.生きる
2.新しい文明開化
3.今夜はから騒ぎ
4.OSCA
5.FOUL
6.シーズンサヨナラ
7.海底に巣くう男
8.怪ホラーダスト
9.ほんとのところ
10.sa_i_ta
11.能動的三分間
12.修羅場
13.絶体絶命
14.アイスクリームのうた
15.おいしい季節
16.女の子は誰でも
17.御祭騒ぎ
18.天国へようこそ
19.タイムカプセル
20.電波通信
21.閃光少女
22.勝ち戦
23.キラーチューン
24.空が鳴っている

25.丸の内サディスティック
26.群青日和
27.青春の瞬き

28.透明人間



「2012年の前田日明」ってタイトルを考えたけれども。

☆イベントで聞いたものを自分なりにまとめて書いているので、本当の発言とは違ってます。
ので、話半分で読んで頂けると嬉しいです。変に騒がないで下さい。



新宿ロフトプラスワンでのお話。
2012年2月5日の前田日明


・オンドーフとの試合って、ゴッチさんがガンガンに怒ってて”あんなのすぐに極めてしまえ!”って言って聞かないし、新間さんは”せっかく呼んだんだから15分はやってくれよ”って頼まれて、でリングに上がったら右側にゴッチさんの顔が観えて、左側に新間さんの顔は観えて、”うわあ、どうしようかなあ〜”って困ったもんなのですよ。
・寮長だったじゃん。寮の廊下にウンコが落ちていたんだよな。で、誰だって話になって。探したら平田が「すいません、泥酔して間に合わなかったんです」とか言ってきてさ(笑)その後に謎のマスクマンでマシンってのがいたじゃん。誰だろ?ってなって、それと対戦した時にロックアップして「やーい、ウンコたれー!」って耳元で言ったら怒って怒って(笑)
・若手の頃に藤原さんとスパーリングするんですよ。でも毎回ボロボロにされて。で、ある日に坂口さんに試合前に呼ばれてスパーをする事になったんですよ。開始前で客も居る前でさ。
・でさ、やったんですけど、全然極められないんですよ、坂口さんが。「アレ?おかしいなあ?でも、開場して客もいるし、、、」って腕を差し出して決めてもらったんですよ。
・そうしたら、後ろで観てた藤原さんに呼ばれて「お前にそんな事をさせるために教えているんじゃない!」って泣きながら怒られて。
UWFで今でも関係があるのって、藤原さんだけですよね。でもさ、今の時代に藤原さんが若い頃のママでいたら、UFCのチャンピオンクラスには絶対になっていたよね。
・なんで新日と全日が違うのか。山本さんとか星野さんとか猪木さんが海外修行をした時にテネシーとかに行ってたんですよ。テネシーって第二次大戦で一番対日本で死者を出してね。しかも60年代70年代でそこに行くんですよ。その頃だから花道からでも誰かに襲われるか解らないって状況なんですよ。対戦相手だってガチガチに来る。そんな所で修行したんだからそうなって来るよね。星野さんなんて頭にナイフ刺されたからね。頭蓋骨と頭皮の間にナイフが突き刺さったママで刺したヤツを追いかけ回したって話をしてくれてさ。
・オールスター戦で俺はバトルロイヤルで試合したんですよね。で、荒川さんとかに「ガチガチに行ってこい!」って言われるわけですよ。そして試合したら「おらー!淵!!!!!」とかバンバンやったんですよね。で、向こうは逃げて逃げて。そしたら山本さんに「いい加減にしろ!」って言われて「はーい。ホールされまーす」で負けて(笑)
・海外修行した時に向こうの知り合いに言われてボブマーリーのライブに連れて行かれたんだよ。「あの人は凄い。神だ!」とか言われてさ。病気して本当に最後のライブで。現地で聴いてて「あ、いいなあ」とか想ったんだけど、それで帰って雑誌みて、あそうかってなったんだよね。
WWFで遠征してた時にさ、ツアーでちょうど足がなくて、パットパターソンの車に乗ったんだよ。「パターソンはやられるぞ(笑)」って言われてさ。深夜にテキサスあたりの一本道の荒野を二人っきりで走って。迂闊に寝れないの。で、段々アイツも上目遣いになって来て。でも、機嫌を損ねると荒野に置いて行かれるかもしれない。大変だったよなあ。
・そのツアーではアンドレもいたし、オンドーフもいたしね。(MSGでコブラとか極めてたって話ですね)
ジョージ高野はほぼ同期でしたね。でも、彼って親父が黒人でしょ。運動能力が桁違いで天才だったんですよ。彼と試合を前座でよくやっていたんですけど、ドロップキックって水平になるじゃないですか。彼がやると上半身の部分が上になって来るんですよね。それぐらい運動神経がいいんですよ。でも、彼は性格が飛んでましたね。でも、あの時代ですよ、親父が黒人兵で、しかも母親と自分達兄弟を捨てて帰国してしまった。肌の色も違うし、片親だしで大変な差別を受けた少年時代だったんでしょうね。だからすこし影があったんですよね。
・今まで観た事なかったけど、この前にyoutube鈴木みのるvsアポロを観たんだよ。なんだよみのる、ビビってぴよぴよしててさ(笑)え?でも仕方がなかったって?そんなの理由になりませんよ、俺はこういう局面じゃやってたしね。
UWFの時代はバブルでみんなおかしくなったんですよね。神だって鼻が高くなって。最初に旗揚げした時の5人で”みんなで権利も儲けも分割していこうな”って決めたんですよ。で、とんとん拍子で会場がデカくなって。その時に友達と話していて”株はどうなってるの?”って聞かれて。全然そんなの知識がなかったから解らなかったんですよ。で、”株持っているのが一番エラいんだよ。そいつがクビだ!って決めれば前田さんもクビになるんですよ”って言われてさ。
・そこで神に聞いたら”今は忙しいから後で”とか誤摩化して。案の定ですよ。
・寝技師と寝業師でマッチメイクしたのに、一ラウンド蹴って、二ラウンド蹴って、判定で勝って「作戦勝ち!」とか言ってさ、アホかって。
・○○いるじゃん。アイツって最初はリングスに居たんだよね。でも懲戒ですよ。だって、リングスの仕事を取って来てそれを個人的なマージン取ったりしてさ。雑誌って言ってるだろ、リングスの最初は俺が創ったとか、k-1の最初も俺が創ったとか。全部嘘だからさ。
・○○はそれでいろんな所を経過していって、最後は修斗だ。で、内部の色々な統制をとって、裏で話を付けて佐山を追い出したって、何をしているんだ。
・で、○○○○の金を懐に入れてるって、またやってるんだ。その金をちゃんと会社に入れてしっかりやってれば興行をもっと上げていける事が出来たじゃん。それが出来ないって。
・アイツが佐山を追い出したからダメになったんだ。アイツは周りからアレコレ言われて悪口やらなんだあっても、私財を使って修斗をあそこまでのものを作って。でもそこで追い出すって何を考えているねん。
・あそこら辺の選手ってだいたい礼儀がなっていないんだよな。それは周りの関係者に聞いてもそう言う。意見を言ったら「あ、悪口言われた!」とかなって、アホかって。批判を批判として受け止める事が出来ないのかと。
・佐山を修斗に戻すべきだよね、アイツが戻ってちゃんと礼儀から教えるべきなんだよな。俺はアイツと色々あったけど。
・最近のプロレスを観たかって?深夜に起きてた時にたまに観る事があるけど、昨日も観たな。なんか「次はどんな手順だっけ?」ってアワアワしてて。全て決めているから窮屈に見えるですよ。俺らの頃は全然技なんて出せない。ドロップキックを二回も出したら怒られるし。
・ヘビーがいないと興行ってダメなんですよ。K-1MAXも何故成功したのか。ヘビーがいたからですよ。アイツには勝てそうだなって想わせたらダメなんですよ。プライドが何故成功したのか?ヘビーがいたからですよ。リングスから全部盗んでいって。
・桜庭、アイツは雑誌ででも体が想うように動けないって言ってたじゃん。あいつらが壊したんだよな。アローナ戦、あれが決定的だったんだよな。後頭部は蹴ってはダメだとか言ってるけど、試合でバンバン蹴って。レフリーも全然止めないし。で、あんな試合じゃん。壊れてしまったよね。
・アイツらは芸能プロ出身の全然知らない連中が運営してるじゃん。”世界一シビアで残酷なルールにしました”とかさ、アホかっての。血まみれの試合させても普通に放映するし。腕折ってしまったら画面を切換えないといけないんですよ。しかも一家団欒の大晦日ですよ。そこでそんなのやっちゃダメですよ。
・いいですか、顔面をパウンドしてる試合を映すってのは日本とブラジルだけなんです。ブラジルもリオぐらいで。アメリカもヨーロッパもPPVですよ。一般の地上波で流すなんて考えられないんです。実際にやっていないし。それを考えないとダメ。
・ベテランの選手を観ると何人か確実に壊れているんですよね。そんな試合をずっとさせている。しかもギャラを払わないって。借金を背負ってるのもいるんですよ。
・俺が50代ですけど、今やってる総合の選手で50歳ぐらいになったらパンチドランカーになってマトモに歩けない、話せないってのがいっぱい出てくるかもしれない。俺達の業界は廃人を作ったらダメなの。
・やっぱりこれから業界を立て直してさ、選手はいい家に住んで、女優とかと結婚して、引退してもある程度の財産が残って、”あ、あんな世界に行きたいな”って想わせないといけないんですよね。



●余談1;
凱旋帰国試合以前の映像はテレビ朝日にも残っていない。でも、他局と比べてテレ朝は映像保存が凄くいいらしい。流さん絶賛だ。
「なんか前田を怒らせるような質問しか思い付かない。無記名だからいいかな?」
「”この質問したの誰や!!!”ってなったらどうするのさ」
「でも、前田の若い頃ってカッコイイやね」
「前田高田船木あたりのルックスが後藤とかだったらここまでならなかっただろうねえ」
「あ、長州の顔面蹴った試合とアンドレのもあるのか」
「ブロディとの試合も入ってるんじゃない」
「でも、顔面蹴り試合って”たかだーおまえはオトナだー”って野次を聞くために観るものだしねえ」



●余談2;
司会が流智美さんで客席に門馬さんまでいる。そんな会場。
平均年齢の高さが凄くて鈴木邦男イベント並みかもしれないっつーか、女性客が5人いたかいないかぐらいなのもまた。
日明兄貴がずーっと喋るんですけど、休憩中に流さんが
「いやー、ノンストップで喋って頂いてますねー、トータルノンストップアクションですね!」
とか言って客席の反応がゼロだったのがまた良かったなあ(笑)
前田日明の話を聴きに来ている客でTNAまでカバーしてるのはそんなにいないって!!!




前田日明デビュー35周年記念DVD-BOX発売記念トークイベント

『格闘王』前田日明の35年の闘いの歴史を熱くトーク!!
貴重な初映像化試合、名勝負をDVD全5枚に網羅して2月15日に発売される、『前田日明デビュー35周年記念DVD−BO
X』。
新日本プロレス時代からUWF業務提携時代の映像を一挙収録したこのDVD−BOXの発売記念イベントが2月5日に新宿ロフトで開催決定!!前田日明本人が語る、アンドレ戦、ニールセン戦、顔面襲撃事件・・・。
禁断のトークが遂に解禁!そしてあの伝説の「RINGS」も再始動!前田日明が今、何を考えるのかが聞けるチャンス!!
プロレス、格闘技ファンの方は是非お越し下さい!

【出演】
前田日明
【聞き手】
流智美

岩井志麻子×西原理恵子×川奈まり子


阿佐ヶ谷ロフトでのお話。さっくりとメモ程度に。




※下ネタ多めなので読まないで。




中学生の頃から好みのタイプは西原理恵子篠原ともえで、2012年の今でも一切変わっていないので、今回のイベントはマストであった。
ロフトプラスワン杉作J太郎を眺め続けるってだけのイベントもあったけどさ。


川奈まり子美人!
高須クリニックが造り出した包茎という概念。
・それは格好悪いって常識を造り出す事で商売が生まれるのである。
・タイのゲイバーの凄さ。入れたママ立て回転をするとか。
・AV男優でもマックスのギャラは7万ぐらい。もっと言うと払って出ている人もいる。
・汁男優にもカースト制度があり、上汁/中汁/下汁で別れているし、派閥もあって頭領的存在の人もいる。なるほど。
・西原「子供に言ってるもんな。ニートと娼婦にならなければなんでもいい!でも、下汁になるな!!って」
・騎乗位で回転する伝説的な人が吉原にいた。
・もっと言うとケンシロウ嬢ってのがいて「お前はもう既にいっていている」
・西原「志麻子ちゃんはね、35歳で上京したの。今まで専業主婦だったのにいきなり捨てられて。臨月の新妻がやってきたの。何も知らないのにいきなり子供も生活も何もかも取られてしまったの。」
・西原「岡山から上京する時には猟銃だけ持って出て来て。ダメだったらそこで自殺するつもりだったの。だから彼女の文章にはそれがにじみ出ているんですよ」
・西原「小さいウイークリーマンションで35歳の何もない中年女性が少女小説を描いて出版者に送ってさ。で、毎日3時に売れ残りの弁当を買う。一日にやる事はそれだけ」
・西原「で、今日も電話が何もなかった。先はどうなるのかも解らない。そんな毎日を過ごしていたのよ。」
・岩井「神戸の廃墟マニアなら誰でも知っている古びたホテルに息子が行ってみた。」岩井「でさ、その廃墟の奥の奥で何か動いているんだってさ。観たものは全裸で四つばいになってウロウロしているおっさんだったって。お化けじゃなくて良かったとか言ってるしさ(笑)」
・岩井「さて、廃墟に行って目撃して恐いもはどれ?おばけ?死体?生きている人?しかも全裸で?」
・西原「あたしはどんな下ネタでも大丈夫って虚勢を張ってたけどさ、志麻子ちゃんがバーでおっちゃんと絡んでいたのを観ても大丈夫ってなってたけどさ、”オホホホ”とか言いながらワイン片手に観てたんだけど、志麻子ちゃんがおっちゃんの乳首を吸って口からラーメンみたいに乳毛をにゅーって出した時に”すいませんでした!”ってなっちゃってさあ。相手は噂の真相の編集長だし」
・西原「日本って犯罪もダウナーっていうか、うちに入って行くんですよね」岩井「あの、茨城に取材したじゃん。連続殺人犯の女のスナックに行ってさ」西原「本当にブザイクなのに何故か男がよって来るというか。でも、子供が5人ぐらい居てさ、話すと何だかアレな感じで。”うちらの兄弟なー、お母ちゃんがピンサロの中出しサービスで出来た子供やからかなー、みんな親父が違うんやわー”とか言われてさあ」
・岩井「で、逮捕されなければ次に殺されたかもしれないお爺ちゃんに話を聴きに行ってな、”どんな風貌かなんて言わなくても観たら解るわ、わし指が8本しかないから”って、会ってみたら両方の小指がない人がこっちを観て両方の腕を振ってると」西原「こんな感じでね(笑)」
・西原「何かの物音がするって言われても、ワタシは見えないものが見えるし、聴こえないものが聴こえる。小さい頃は古い屋敷に住んでいたから、いないはずの部屋で数人が会話してるのがはっきりと聴こえるんですよ。で、おばあちゃんに言ったら”そのうち、理恵子!って呼びかけてくるから答えない事だよ。アンタみたいな年齢の子は連れて行かれるからね。ほら、仏壇でお祈りしなさい”って言われたもの。」
・西原「でも、ワタシは今でも頭に考えた事が空中の”そこ”に出して実際に観る事が出来る。そこまでイメージ出来るものは音としても聴こえる事がか出来る。だから、それはお化けでもないかもしれなくて、自分の頭の中で考え出したものかもしれないのよ。でも、ある程度のレベルの漫画家になると、その話ってみんな解ってくれるのよ」


とまあ、こんな感じ。
印象に残った話だけを意訳して書いてみました。

昔はこんな事いっぱい書いてたんだけどねー。
今はやる気がねえやー。


おしまい。



KKベストセラーズPresents『熟女(オバサン)の品格』(ベスト新書:税込み価格¥840)発売記念!
「新春!岩井志麻ん子祭り!!」

過激なエロトークで注目を集める人気女流作家・岩井志麻子が、新春から大暴走しちゃいます。今回のテーマは『熟女の品格』。

オシャレな女性誌が「美魔女」などと叫び、お笑い芸人が「熟女好き」を公言して売れっ子になるなど、一見すると熟女に追い風が吹いていると錯覚しそうな昨今、「熟女と書いたって、読み方はオバサンでしょ?閉経も近いんだから、浮かれてる場合じゃない!」と世の熟女ブームに冷や水をブッかけます。

トークバトルを展開するのは、「岩井志麻ん子」の命名者であり、大親友でもある人気漫画家の西原理恵子、熟女AVブームの立役者である元祖・熟女優の川奈まり子、空前の熟女ブームを生み出したAV監督・溜池ゴローという強烈な面々。

阿佐ヶ谷の夜に「熟女」の熱い嵐が巻き起こります!

【出演】
岩井志麻子(作家)
西原理恵子(漫画家)
川奈まり子(元祖カリスマAV熟女優・作家)

※大変申し訳ありません!本日出演が予定されてました「溜池ゴロー監督」は都合により出演できなくなりました。あらかじめご了承くださいませ。チケットの払い戻しなどありましたら、カウンターまでお申し出くださいませ。電話でのお問い合わせは03−5929−3445(担当:奥野)までお願いします!!

OPEN18:00/START19:00
前売¥3,000/当日¥3,300(共にサイン本付き:飲食代別)

※前売券はソールドアウトしました。当日券は若干枚数発売します。
当日17:00より整理券を配布します。希望者多数の場合は抽選となりまして当選された方のみご入場できます。
当日券の方のご入場は18:50からとなります。立ち見となる可能性もあります。予めご了承ください。

郷愁と憧れとサウダーヂ


「結局、パチンコとSEXしか娯楽がないんですよね」
って彼が言った。去年の同窓会での話。僕の地元には雪が沢山積ってたな。
「いや、ツタヤとネットもあるじゃんさー」って返したけど、それじゃ全然救いがない。


さて、サウダーヂを観て来ました。いつのタイミングにしようか考えていたわけで。
自分にとってこの映画は「観ない」って選択肢はなかったのです。
渋谷のユーロスペースのオールナイトで観賞したんだけど、当初の同時上映が”シークレット”ってなってたから決めたんだ。
監督が破棄したっていう例の映像が観れるかな?って淡い期待もあったしね。


で、蓋を開けたらやっこさん、「火まつり」with 柳町光男監督トークショー。なにそれ、なんの関係性があるのかしら?
よくよく調べたら「ゴッド・スピード・ユー」の監督だし(笑)
火まつりは三重で実際にあった7人惨殺&無理心中事件を元にした映画らしいのであるが、観てるこっちはそんなの知らないから、ラストで「はあ???」ってなるわけで。


とりあえず、北大路欣也の尻と裸体がこれでもか!ってぐらいに出るので観なくてもいいかもしれません。
トークショーも別にまったく興味なし。唯一引っかかったのが、西武の堤オーナーからお金を引き出そうとした話だけです。
撮影監督さんも来てて「この撮影の直前まで逆噴射家族を撮ってたんですよね」って話もツボだった。

でさ、観客の大半は映画専門学校の生徒らしくて、料金も安いんでしょ、これを観たらみんな帰りやがるの。
別にいいけど、なんだかなーってなるわけです。


順番が逆だったら、サウターヂ観て→渋谷visionでピーターフックとベズのハッシェンダナイトに行ったんだけどなー。残念だ。


で、サウターヂだ。


ライムスターとか三角絞めでつかまえてさん(善人)とかマクガイヤーさん(いい人)の評を読めばそれで終わりなのですが、まあ、書いて行こう。
甲府を舞台にした土木建築業に従事する中年と仲間達とhiphopをやってる若者とブラジル移民達の物語なのですが、その根底に流れる「地方都市の終わりっぷりと閉塞感」がただ事じゃないのです。
関東近辺出身者の人間にとってはこんな空気感は多分一生理解出来ないかもしれない。


例えば、シャッター降りたままの商店街。
俺の街もそうだ。小さい頃走り回った商店街が壊滅したんだよ。優しかったおじさんおばさんはみんなどこかに行った(もしくはそこに留まってはいるが)
巨大なショッピングセンターが出来る。その半径数十キロ単位で八百屋も本屋もスーパーも雑貨屋も、、、ってなくなって行く。酒屋さんはコンビニになって慣れないレジとposで悪戦苦闘してる。


例えば、肉体労働者達の現実。
中学生の同級生は日雇い労働の口もそんなになくなってしまった。でも、同級生の奥さんと三人の子供を抱えて頑張ってる。
話す話題が子供とお金がないって辛気くさいのばかりになった。呑気にプロレスの話してるの俺だけだし。


例えば、風俗産業。
スピードはヤバいけどガンジャと×が気軽にある風景。若者はみんなhiphopにかぶれている。テクノもパンクも聴いてくれない。
やっぱりSEXとパチンコとツタヤだけなんだ。それでも十二分かもしれないけどさ。


甲府には半年前に行ったんだ。駅前をぷらぷら歩いてアニメイトで漫画買ってとアレな感じだったけど、商店街を観て「ああ、一緒だなあ」って想ったんだな。
そりゃあ、タイ人ホステスにハマったりガンジャ吸ってラリッたり×喰ってキスしても俺は許したいって気持ちになるわけですよ。


実際の各シーンがリアルすぎて吐き気すらするわけです。まあ、本人が本人役で出てるみたいなもんだし本職は本職だし。
部屋の感じもそうだ。新井英樹の漫画そのままだ。
本当に全てのシーンか決まってるので記憶にこびり付き易いっつー超不思議な作品だった。


でもだ、これを観て希望があったのかなかったのかが解らなかった。
最後にあるようなシーンを見せるが、これを撮った監督は何よりも現実を知っているので本当の所は解らないままだ。


そして、不格好なまでに本作が長い。
「本が厚くなるのはその人の技量が足りないから。もっと経験を詰めば短くまとめられるはず」って先日作家さんと飲んだ時に言ってた台詞を想い出した。
まあなあ、これ以上は切れなかったんだろうなあ。本当にいいシーンばかりだ。レイアウトが最高だ。


さてさて、この文章の結論はなんだろう?


流れる音楽はステキすぎて彼に惚れてしまうぐらいなのよ。
「音楽は人を救うかもしれない」って自分は信じているんだ。だからここまでレコードを毎月アホみたいに買ってるんだし。
でも、これを観た後だとそれが揺らいでしまっているのかもしれないな。




、、、、、、、、ダメじゃん(笑)







おしまい。

小沢健二コンサート決定:2012年3月21日&22日&25日&26日&30日&4月1日&4日&5日&9日&12日&15日&16日@東京オペラシティー


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、、、、、、すいません、取り乱しました。